トーンアームのタイプにはストレートパイプ・アーム、ユニバーサル・タイプが一般的だが、私はリニアトラッキング・アームを使っている。リニアトラッキングにも方式があって、カートリッジの動きが直線的に動くために、電気的に移動させるタイプやカートリッジ部分をエアーフローティングにしているものがある。私が使っているET-2は後者のエアーフローティング・タイプだ。
レコードの製造過程をご存じの方は多いと思うが、レコードの音溝を刻む時には、リニアトラッキング・アームと同じ形で刻まれてきるので、再生する場合も同じ形がベストである。リニアトラッキング・アームは20年ほど前まではたくさんのメーカーが作っていたが、現在の日本で入手できるものはほんの一部で話題にも上らないのが現状である。
またインターネット上などで、リニアトラッキングについて「支点がふらふらしているのが欠点」とか間違った情報が掲載されているのも確かである。ダイナミック・バランスやスタティック・バランスはフラフラした支点ではダメかもしれないが、エアーフローティング・タイプのトーンアームの場合、トーンアーム及びカートリッジが非接触で空中に浮いているわけだから、抵抗なしで移動するのでこれに優るものはないと思う。「出てくる音が他のアームとは違う」・・・これが決定的な要素だが。
そんなわけで私はエアーフローティング・タイプのリニアトラッキング・アームを最上のトーンアームとしている。今回、LINN LP12にET-2を取り付けた。その話は次回から書いていきます。
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HPの変更について少し説明します。前回のHPはイントロ部分は面白かったのですが、これが何年も続くと飽きの来るスタイル、お客様に見てほしい部分が隠れてしまって見つけにくい、そして一番の変更理由は私が自由に変更(店主の独り言などを)出来にくいシステムになっていました。それに比べると二つ前のHPはシンプルだけど分かりやすかった。私が自由に操作出来たがありますので、HP専門の方とそういうところ(シンプルで分かりやすく、トップページから全てのコーナーに簡単に入れる、私が簡単に操作)を相談しながら作りました。
千葉ZYXさん指摘のマニュアル&レクチャーに関しては、旧レコード講座は作業中ですので「レコードのすすめ」で復活してその後追加を書いていくつもりです。旧オーディオ講座は私自身載せているのに少し抵抗がありました。というのは殆どが5年前以前に書いたものですから、今とは考え方に変化があった部分が多いのです。そこでもろもろとオーディオはひっくるめて独り言に書いていくことにして、書きやすいようにブログ形式にしました。今のところは一週間に数回更新が出来ればと考えています。
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朝からFax用の電話機に電話がかかった。
・・・「はい新納です。」
「○○ですけど奥様いらっしゃいますか?」と女性の声
名前が聞き取れなかったので
・・・「出かけていますけど、どちらさまですか?」
「綺麗な橋本ですけど、ご主人ですか?」
明るい声でおっしゃるけど、綺麗な橋本さんなんて女性は知らない
・・・「間違いではありませんか、どちらにおかけですか?」
「島田さんのお宅では?」
・・・「違いますよ」
「あら、失礼しました」
なんか楽しい間違い電話!
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