今週の一枚



リストの見方
Cover Photo <Tracklist>
A1 Bags' Groove (Take 1)
A2 Bags' Groove (Take 2)
B1 Airegin
B2 Oleo
B3 But Not For Me (Take 2)
B4 Doxy
B5 But Not For Me (Take 1)

<Personnel>
Bass - Percy Heath
Drums - Kenny Clarke
Piano - Horace Silver (tracks: B1 to B5), Thelonious Monk (tracks: A1, A2)
Tenor Saxophone - Sonny Rollins (tracks: B1 to B5)
Trumpet - Miles Davis
Vibraphone - Milt Jackson (tracks: A1, A2)
 
1954年12月24日、ニュージャージー州ハッケンサックにあるヴァン・ゲルダー・スタジオにはマイルス・デイヴィスをはじめ5人のジャズメンが集まった。ミルト・ジャクソン、セロニアス・モンク、パーシー・ヒースそしてケニー・クラークである。演奏が始まる前、スタジオには異様な雰囲気が漂っていた。マイルスがモンクに「自分のソロの時はピアノをバックに入れないでくれ」といったことが原因だったのだが。その緊張感の中で「ザ・マン・アイ・ラブ」、「バグス・グルーブ」ほかが演奏されていて、この2曲は2テイクのテープが残されている。
「マイルス・デイヴィス&ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ」(PRLP-7150)に収録されている「ザ・マン・アイ・ラブ」ではピアノソロの途中でモンクが突然演奏の手を止めてしまい、しびれを切らしたマイルスがソロを取ってしまうシーンを聴くことが出来る。やはり極度の緊張感なのかと思わせるのだが。で、こちらの「バグス・グルーブ」では、ミルト・ジャクソンのソロの後モンクのソロになるのだが、何かを考えながら弾いている様子が伝わってくるし、シングルトーンで同じようなフレーズを繰り返すのだが、これが無茶苦茶カッコいい。多分、ジャズのピアノソロで最も印象的なものではないかと思う。
B面にはソニー・ロリンズが加わった54年6月の演奏が収録されていてこちらも聴きごたえのある内容だが、A面の特にテイク1は別格である。

Cover Photo
Cover Photo
Cover Photo
Order No. 60453
Artist/Group Miles Davis
Title Bags' Groove
Price(Incl. Tax) \47,300
Country USA
Company Prestige
Prefix PRLP 7109
Issue Year 1957
Media 12" LP
Recording Monaural
Label Yellow & black lbl w/ "446 W. 50th St. N.Y.C."adress on lbl
Originality Original
Matrix No. Side A
Matrix No. Side B
Engineer Rudy Van Gelder
Mastering Engineer
Cover Condition VG++/VG+
Vinyl Condition VG++/VG+
Cover CJ
Sound Grade Kindan no Oto