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<Tracklist> A1 Spring Is Here A2 I Hear Music A3 Autumn In New York A4 I'm Glad There Is You B1 I Can't Give You Anything But Love B2 The Things We Did Last Summer B3 Polka Dots And Moonbeams B4 One For My Baby
<Personnel> Bass - Ray Brown Guitar - Barney Kesel Piano - Oscar Peterson
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カナダ出身のジャズメンといえば、ジョージーオールド、ジョン・コルスルード、ギル・エヴァンス、メイナードファーガソン、ガイ・ロンバードそしてオスカー・ピーターソンなどが挙げられる。アメリカのお隣の国で、文化的な交流が容易であった割には意外と少ない。
カナダで活躍していたオスカー・ピーターソンがノーマン・グランツの勧めでニューヨークに進出したのは1949年。以後グランツのもとでピアノ・トリオを率いて活躍、またJATPやクレフ、ノーガンのレコーディングでも積極的に起用されて、50年代は超多忙だった。 自身がリーダーの作品のみならず、サイドメンとしては「フレッド・アスティア/アスティア・ストーリー」を始めとして、ベニー・カーター、カウント・ベイシー、レスター・ヤング、ライオネル・ハンプトン、エラ・フィッツジェラルドほか、挙げるときりがないほど多くのセッションに参加している。グランツがピーターソンの才能に惚れ込み、ハウス・ピアニストとして起用していたのである。
ピーターソンの初期はレイ・ブラウンとのデュオで演奏していたが、すぐにトリオ編成とし、当時憧れていたナット・キング・コールのピアノ・トリオと同じドラムレスである。本作はピーターソンの初期のアルバムで、彼にしては珍しい弾き語りである。 で、聴いてみるとこれが実に見事なヴォーカルなのだ。ピーターソンはこのままヴォーカリストになっても良かったのでは?と思えるような内容になっている。しかし、声も歌い方もキング・コールそっくりで、ファンからもそこについては指摘があったらしい。結局、これが響いてピーターソンはキング・コールが亡くなる1965年までヴォーカルは演らなかったとか。キング・コールが亡くなった後、「ウィズ・リスペクト・トゥ・ナット」というヴォーカル・アルバムをリリースしているのは皆さんも御存知のとおりである。 本作でのピーターソンは、歌は上手いし、芸術的なピアノも見事である。そして、クレフ初期のアルバムは極上のサウンドということも付け加えておきたい。
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Order No. |
58101 |
Artist/Group |
Oscar Peterson |
Title |
Oscar Peterson Sings |
Price |
\25,300
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Country |
USA |
Company |
Clef |
Prefix |
MGC 145 |
Issue Year |
1954 |
Media |
10" LP |
Recording |
Monaural |
Label |
Black lbl w/"Jazz at the Philharmonic, Inc." printed at bottom |
Originality |
Original |
Matrix No. Side A |
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Matrix No. Side B |
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Engineer |
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Mastering Engineer |
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Cover Condition |
VG++ |
Vinyl Condition |
VG++/VG+ |
Cover |
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Sound Grade |
Kindan no Oto |
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