今週の一枚



リストの見方
Cover Photo <Tracklist>
A1 Little Girl Blue
A2 I've Got A Crush On You
A3 The Boy Next Door
A4 Any Place I Hang My Hat Is Home
B1 A Fellow Needs A Girl
B2 How Long Has This Been Going On
B3 Alone At A Table For Two
B4 I Can't Believe That You're In Love With Me
 
私のフェイヴァリット・ヴォーカリストの一人、ダイナ・ショアは単なる人気ヴォーカリストではなかったようである。彼女がヴォーカリストとして活躍したのは1940年代から60年代前半くらいだが、ラジオやTVでの活動は1939年から1990年代まで続いている。歌手としてのピークは40年代から50年代前半にも拘らず、TVの司会者などの仕事は彼女が亡くなる少し前まで、実に50年間も活動していた。
本作は1951年に始まった「ダイナ・ショア・TVショー」を捉えたアルバムで、彼女の全盛時代を知ることが出来るのである。40年代、50年代に活躍したヴォーカリストには、例えばペギー・リー、ジョー・スタッフォードほかビッグバンド出身が多いが、ダイナに限ってビッグバンドとは関係なくソロ歌手からスタートしている。これが他の歌手とは少し異なるが、デビューして間もなく第2次世界大戦が始まり、ダイナはGIたちに非常に人気があった。

前置きが長くなったが、レコードを聴いてみよう。1曲目はリチャード・ロジャース作曲、ロレンツ・ハート作詞「リトル・ガール・ブルー」。オーケストラをバックにダイナの声が出てくると、もうビックリ、何ともいえぬ生々しさがある。目の前にダイナが立って歌っているのだ。RCA Victorの10インチ盤でこれほどリアルな表現はあまり聴いたことがない。ダイナの良さはビブラートの使い方が上手いところだが、このあたりもバッチリでもう片方の魅力である優しさもふんだんに感じることが出来る。
初めて聴いたアルバムだけど、素晴らしい!

Cover Photo
Cover Photo
Cover Photo
Order No. 60297
Artist/Group Dinah Shore
Title Dinah Shore TV Show
Price(Incl. Tax) \14,300 →\12,870(10%OFF)
Country USA
Company RCA Victor
Prefix LPM 3214
Issue Year 1954
Media 10" LP
Recording Monaural
Label Black lbl w/full-bodied "Nipper Dog" w/"Long Play" printed at bottom
Originality Original
Matrix No. Side A E4VG-5055-3S 1 B1
Matrix No. Side B E4VG-5056-1S 1 A1
Engineer
Mastering Engineer
Cover Condition VG++
Vinyl Condition VG++
Cover CJ
Sound Grade Ninonyno Special