今週の一枚



リストの見方
Cover Photo (完売)
<Tracklist>
A1 Night Train
A2 C Jam Blues
A3 Georgia On My Mind
A4 Bags' Groove
A5 Moten Swing
A6 Easy Does It
B1 Honey Dripper
B2 Things Ain't What They Used To Be
B3 I Got It Bad And That Ain't Good
B4 Band Call
B5 Hymn To Freedom

<Personnel>
Bass - Ray Brown
Drums - Ed Thigpen
Piano - Oscar Peterson
 
オーディオマニアにとって低域の充実は必要なものであるが、システムで十分な低域が出てもソフトに入っていないとどうにもならない。オリジナル盤の中にはブルーノートなどは満足出来るものが多いが、レーベルないしはレコード自体に足りないと思えるものも屡々見かけることがある。
今回紹介するオスカー・ピーターソン/ナイト・トレーンは、60年代におけるピーターソンの傑作だが、以前何方かが「このレコードだけは音のいいものを聴いたことがない」との記事を雑誌に書いておられた。1963年のリリースでステレオが殆どで、ステレオを聴くと確かにベース音が弱いのである。ピーターソンはこの後、「ウィ・ゲット・リクエスト」という音的に非常に優れたアルバムを出しているが、こちらのベース音は十分満足できるものである。
今回のものは数少ないモノラルで溝の幅が大きく、まるで"50年代Verve Inc."時代に製作されたものみたいである。
「C ジャム・ブルース」ほかピーターソンがデューク・エリントンへのオマージュ的な演奏を繰り広げて、いつものレコードとは何か雰囲気が違う。そう、レイ・ブラウンのベースが太くパワフルである。モノラルだからかもしれないが、以前もモノラルは聴いたことはあるもののここまでではなかった。理由は分からないが、他のプレスとは明らかに違う作り方である。
パワフルなベースが入った「ジョージア・オン・マイ・マインド」は最高!

Cover Photo
Cover Photo
Cover Photo
Order No. 59431
Artist/Group Oscar Peterson
Title Night Train
Price \14,300 →\12,870(10%OFF)
Country USA
Company Verve
Prefix V 8538
Issue Year 1963
Media 12" LP
Recording Monaural
Label Black lbl w/silver print & logo, & w/"A Division of Metro-Goldwyn-Mayer, Inc." printed at botom
Originality Original
Matrix No. Side A
Matrix No. Side B
Engineer Val Valentin
Mastering Engineer
Cover Condition VG++
Vinyl Condition VG++
Cover CJ
Sound Grade Kindan no Oto