今週の一枚



リストの見方
Cover Photo <Tracklist>
A1 Take The 'A' Train
A2 I Got It Bad (And That Ain't Good)
A3 Perdido
A4 Mood Indigo
A5 Black And Tan Fantasy
B1 The Twitch
B2 Solitude
B3 Do Nothing Till You Hear From Me
B4 The Mooche
B5 Sophisticated Lady
B6 Creole Love Call

<Personnel>
Bass - John Lamb
Drums - Sam Woodyard
Piano - Duke Ellington
Reeds - Harry Carney, Jimmy Hamilton, Johnny Hodges, Paul Gonsalves, Russell Procope
Trombone - Buster Cooper, Chuck Connors, Lawrence Brown
Trumpet - Wilbur "Bud" Brisbois (tracks: A3, A4, B2, B3), Cat Anderson, Cootie Williams (tracks: A1, A2, A5, B1, B4 to B6), Herbie Jones, Mercer Ellington
 
デューク・エリントン楽団は1920年代からエリントンが亡くなる74年までの約50年間活動しているので、その時代ごとに優れた名曲、アルバムなどがかなり存在する。LP時代になった1950年以降にも「マスターピーセズ・バイ・エリントン」、「エリントン・アット・ニューポート」など時代を変えたといわれるようなアルバムがいくつも存在する。その中で1960年代の最高傑作とされるのが本作「ザ・ポピュラー・デューク・エリントン」である。
本作は1966年5月9日〜11日、ロサンジェルス録音であり、メンバーの中でトランペットにクーティ・ウィリアムス、トロンボーンにローレンス・ブラウンが加わっているのが特徴である。クーティは20年以上、ローレンスは10年以上楽団を離れていたプレーヤーで、やっぱり最終的には楽団に復帰しているのである。他のメンバーで変わったところはレイ・ナンスが抜けている。レイは1963年に退団しているもののその後も屡々メンバーに加わることがあるのだが、本作には加わっていない。
本作の特徴的なところは選曲がエリントンないしは楽団員の作曲であり、それも長年演奏してきた代表的な曲ばかりというところにある。但し「ザ・トゥイッチ」のみエリントン作の新曲でジョニー・ホッジスのソロをフィーチャーしたナンバーとなっている。
曲の特徴を紹介しておくと、「A列車で行こう」はビリー・ストレイホーン作曲であり、1940年から楽団のテーマ曲として演奏されているが、最初にレコーディングされたときはトランペットソロをレイ・ナンスが担当していた。しかし、本作ではクーティがレイを上回るようなソロを見せてくれる。
「ドゥ・ナッシン・ティル・ユー・ヒア・フロム・ミー」は別名「コンチェルト・フォー・クーティー」といい、クーティのトランペットのために書かれた曲である。
ホアン・ティゾール作曲の「パーディド」は他のジャズメンも良く取り上げる曲で、ジャムセッションで使わることが多い。
「クレオール・ラブ・コール」は1927年作曲で、初期のレコーディングではアデレイド・ホールのワードレス・ヴォーカルが特徴的であった。本作ではテーマ部分の斬新なハーモニーが聴きどこである。
1931年の曲「ムード・インディゴ」は多分、楽団のレコーディングとしては最も多くされたもので、色んなパターンがあるが、本作では1966年の「インディンゴ」が聴ける。
他にも「ザ・ムーチ」、「ソフィスティケイテッド・レイディ」、「ソリテュード」などジャズのスタンダードナンバーともいえる曲を1966年の感覚で演奏しているのである。
曲ごとにこれまで聴いてきた同曲とは異なる趣があって、数あるエリントン楽団のLPの中でもひときわ輝く存在である。

Cover Photo
Cover Photo
Cover Photo
Order No. 60178
Artist/Group Duke Ellington
Title The Popular Duke Ellington
Price(Incl. Tax) \13,200
Country USA
Company RCA Victor
Prefix LSP 3576
Issue Year 1966
Media 12" LP
Recording Stereo
Label Black lbl w/"Stereo Dynagroove" in small, thin printed at bottom
Originality Original
Matrix No. Side A TPRS-3136-4S H A
Matrix No. Side B TPRS-3137-4S H
Engineer Dave Hassinger
Mastering Engineer
Cover Condition VG++
Vinyl Condition VG++
Cover
Sound Grade Top Recommended