今週の一枚



リストの見方
Cover Photo (完売)
<Tracklist>
A1 If I Were A Bell
A2 You're My Everything
A3 I Could Write A Book
B1 Oleo
B2 It Could Happen To You
B3 Woody'n You

<Personnel>
Bass - Paul Chambers
Drums - Philly Joe Jones
Piano - Red Garland
Tenor Saxophone - John Coltrane
Trumpet - Miles Davis
 
ジャズ界を牽引していたマイルス・デイヴィスは所属していたプレスティッジからコロンビアへの移籍を決断する。しかし、マイルスとプレスティッジの間にはLP4枚分の契約が残っていた。マイルスはその契約を終わらせるため、1956年5月11日及び10月26日にレコーディングを敢行したのである。これが所謂マラソンセッションである。プレスティッジのオーナー、ボブ・ワインストックは合計4枚分の音源を一度にはレコード化せず、「クッキン」、「リラクシン」、「ワーキン」、「スティーミン」とタイトルを付けて1年に1枚ずつ発売するのである。
本作は2番目に発売され、人気の点ではナンバー・ワンにランクされる最も親しみやすい作品である。演奏の前後のスタジオの様子も収録されていて、その場の空気が伝ってくるのだ。最初の曲「イフ・アイ・ワー・ア・ベル」のイントロを聴いた途端にマイルスの虜になってしまうような、キュートな演奏が耳に入ってくる。レッド・ガーランドがそしてコルトレーンが溌溂とした演奏を展開して、ジャズが最もジャズらしかった時代を代表する大名演である。
私はレコーディングされた時期に近いほど音質的には優れていると思っていて、その点では「クッキン」が最も優れていると思っていたのだが、今回本作を聴いて「クッキン」と殆ど変わらない音のレベルを感じた。4部作は全部揃えておきたいものである。

Cover Photo
Cover Photo
Cover Photo
Order No. 58963
Artist/Group Miles Davis
Title Relaxin'
Price \63,800
Country USA
Company Prestige
Prefix PRLP 7129
Issue Year 1957
Media 12" LP
Recording Monaural
Label Yellow & black lbl w/ "446 W. 50th St. N.Y.C."adress on lbl
Originality Original
Matrix No. Side A
Matrix No. Side B
Engineer Rudy Van Gelder
Mastering Engineer
Cover Condition VG++
Vinyl Condition VG++/VG+
Cover CJ
Sound Grade Ninonyno Special