店主のひとりごと

 

  • 2022年01月03日(月)10時21分

Corner Watayuki

2022年新春、福岡は穏やかな晴れ日和のお正月になりました。元旦だけお休みして2日から仕事を始めています。

ちょっと面白いグッズが手に入りましたので紹介してみます。
昨年12月初めKRYNAの佐藤さんが見えました。初めていらしたのでまずは「泉谷しげる/光と影」をかけて、その後色んなレコードをかけてレコード談義に。KRYNAさんはオーディオメーカーですから、アンプ、ケーブル、アクセサリー等いろんな製品を制作しています。大いに盛り上がって佐藤さんがお帰りになるときに、「ルームチューニング材を作りましたので、東京に戻ったら送ります。テストしてください。」とおっしゃいながらパンフレットで概要は説明していただきました。定在波をコントロールするためのグッズでコーナーにセットするタイプとのこと。私は以前から定在波の問題には関心があったので、「ひょっとしたら効果的かもしれない」と。

数日後送ってきたのは”Corner Watayuki”(コーナー・ワタユキ)という、綿を材料に天井や床の4隅にセットするタイプのグッズでした。10年以上以前、勝浦にいたときハーモニクス RFA-78というコインみたいなルームアコースティック対策用のグッズを使っていて部屋のコーナー対策の重要性は分かっていたつもりでしたが、最近はチューブトラップを置いているだけで他にはやっていなかったんですね。

早速スピーカー後方(リスニングポイントから見たら前方)の天井コーナー2箇所にセットしてみました。
音を出してみると明らかにSN比が向上しています。それに音像の輪郭が若干改良されたのと高さ情報も少しだけど増しています。全体的に整理されて臨場感の向上にはある程度の効果がありました。2個だけでこれだけの効果ですから、前方下部に2個加えて4個ないしは部屋の後方にも加えて合計8個セットすれば相当な変化があるかもしれない。期待大のグッズです。

注意点は、コーナーがフラットの状態であればピタッと取り付けられますが、我が家は床にも天井にも枠みたいな出っ張りがあります。これは他のお宅も似たようなものですので、取り付ける際にはコーナーの状況に応じた工夫が必要かもしれません。

Corner Watayuki(コーナー・ワタユキ)

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  • 2021年11月25日(木)08時43分

F本さんからのメール

今朝、午前のクロネコヤマトの便でレコードが届きました。
いつもながら、とても丁寧な梱包とそして「白ジャケ」「紙スリーブ」での発送に感謝しています。
早速、アキュフェーズのプリメインアンプ(E-370)の電源を入れ、こういう時に活躍するSONYの CDプレーヤー(CDP-X5000)をオートリピートで回し、小音量でスピーカーを半日鳴らしっぱなしにしておきました。
夕食後、LINN LP12のターンテーブルに届いたLPを載せ、SMEトーンアームでSHURE V15TYPEⅢ の針をそっと置きました。
どのアルバムを聴いても、枯れることない泉から湧き出る水のようなスタン・ゲッツのアドリブに堪能し、ギターとのシンプルなデュオのズート・シムズに酔いました。(ちなみに「源泉かけ流しの温泉の様なアドリブ」という形容を僕はオスカー・ピーターソンのライブ演奏にしています♪)
村上春樹さんの「さよならバードランド 私的レコードガイド 46章④」を読み返しました。全くマークしていなかったレコードでした。
「商品詳細」で解説していただいたおかげで辿り着きました。本当にありがとうございます♪

そうそう愛用しているスピーカーは、ステレオは30年前に自作した2Wayバックロードホーン、モノラルは半年前に自作した JBL D130と075ツイーターの大型バスレフです。
モノラル盤は、モノラル1本のスピーカーで聴くと本当に愛すべき音になることがよく分かりました♫
ではまた、よろしくお願いします♬

F本

左:Stan Getz / The Soft Swing (Verve MGV-8321)
右:Zoot Sims / Bucky Pizzarelli / Nirvana (Groove Merchant GM-533)

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  • 2021年11月09日(火)10時46分

秋から冬へ

寒~イ、今朝は極端に気温が下がって風も強い。少し早い冬の到来では。
午前中、西銀(西日本シティ銀行)に行ったら、駐車場でガードマンさんがYシャツ姿で車の整理をやっている。つい「寒いでしょう、何か着ていないと」と声をかけたところ、少し震えながら「寒かったですね、今日は」とおっしゃる。若くはないのに大丈夫かな?

ステレオ用のカートリッジはZYX R-100を使っているのだけど、透明感のある音でレンジも広くお気に入りである。しかし、7~8年は使っているので少し歪みが出るようになった。針先交換の時期のようだ。ただ、R-100は生産終了になったみたいで、針先交換の場合同じ性能を求めると価格がかなり高くなったものに交換になるらしい。
あまり高いカートリッジは使いたくないなと思い、手持ちのGrado Sonataに交換することにした。価格的にはR-100の半額くらいで、傾向として暖かい音は出るもののR-100ほどの透明感は期待できない。
結果は期待通りでやっぱり透明感というかキリッとした部分が足りないのである。これは以前も聴いていたので分かっていたことだが、何とかしたい。

あれこれ考えていると思いついたことがあった。接続ケーブル類は殆ど床から浮かしているが、5mほどあるプリ、パワー間の一部、1.5mほどが床面に接触しているのである。他の部分はスポンジゴムで持ち上げているのだが、たまたまスポンジゴムが足りなかったのでそのままにしていた。全部持ち上げたらどうなるのかなと思い、残りの部分もやってみることにした。

ホームセンターから厚さ10mm×250mm×250mm、板状のスポンジゴムを買ってきて、50mm×60mmにカットして、ケーブルが床に接触している部分を持ち上げてみた。
何と、音の暖かみは以前と変わらないものの透明感の不足が気にならないようになって、「こちらのほうがいいのでは?」と思えるようになったのである。
早くやっとけば良かった。


左:対策前
右:対策後

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  • 2021年09月14日(火)09時06分

かかりつけ医

昨日、博多駅近くのK医院に行った。
まだ新宮町にいた10年以上前、逆流性食道炎になったことがあり近くの病院を数箇所回ったがいい方向に向かうようなところがなかったので、探していて見つけたのがK医院である。
処方された漢方薬を飲み始めると、効果てきめん、数日後には胃腸の調子が良くなったのである。
ある程度年齢を重ねてくると体のあちこちにおかしいところが出てくるので先生に相談するようにいなって、それからK医院が私のかかりつけ医になりほぼ1ヶ月に一度は通院している。

ただ、古賀市に住んでいる私のかかりつけ医が福岡市にあるというのも不便なところもある。例えばワクチンの接種にしても、K医院でもやってはいるが私は古賀市でしか受けられないのである。

いつ頃かははっきりしないが、K医院に素敵な看護師さんがいるのに気がついた。長年通っているのでスタッフの皆さんとは顔見知りになっていて、朝早く行くと受付の方はじめ皆さんと「オハヨウゴザイマス」の挨拶をするのだけど、どこの病院もこれは同じで大体事務的ないしは普通の挨拶である。ま、当然のことだけど。
しかし、K医院には一人だけとびきり爽やかな笑顔で挨拶してくれる看護師さんがいるのだ。
そのことに気づいて後、受付の方に「笑顔の素敵な彼女のお名前は?」と尋ねたら「Yさんです」とのこと。ついでに「私はYさんのファンです」と言ってしまった。

でもね、患者と病院のスタッフさんという立場はなかなかお話出来る機会もないのである。いつも簡単に挨拶する程度。仕方ないか。

昨日の話に戻るが、K先生と私の病状(大した病気があるわけではないが)について話をしていて、「今日は採血しましょうか」となった。
診療室とは別室での採血、担当はYさんである。
Yさん:「腕を出してください」
いつも採血や静脈注射は右腕なので出してYさんの手が触れるか触れないかのうちになんと手が震えだした。
Duke:「Yさんから触れられたらドキドキします」


Yさん:「私も、です」


Abbey Lane / Lady In Red

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  • 2021年07月10日(土)10時23分

SN比が違う

6月17日にアップした店主の独り言「SN比が違う」が私の不手際で消えてしまいましたので、再度アップします。ただ元の原稿もどこに行ったのか分からなくなりましたので、内容が少し異なっています。

レコード店を始めるとき、シンメイさんから「音質評価をやったほうがいいのでは?」との提案で音質評価をやるようになった。最初は何を基準にやっていいのか掴めていなかったが、長年やるうちに聴き方も変わってきて、聴くポイントがはっきりしてきたのは事実である。いくつかのポイントになる出来事があったので紹介してみよう。

元々私はステレオ聴きであって、モノラルをあまり評価していなかった。ただ、ご来店いただくお客様の中には「私はモノラルを中心に聴いています」とおっしゃる方もいたのだが、あまり人の言うことを聞かない私は大して気にもしていなかったし、当時のシステムではモノラルの素晴らしさを出せていなかったのである。
ところが、鳥栖のO石さんから「Gradoのモノラル・カートリッジを取り寄せて欲しい」との要望があり、取り寄せて佐藤俊哉さんと一緒に取り付けに行ったことで、モノラルに対する認識がガラッと変わったのである。この話は以前も書いているので省くが、モノラル・カートリッジで聴くモノラル盤はステレオ・カートリッジで聴くモノラル盤とは全く違うということがはっきり分かり、私も直ぐモノラル・カートリッジを導入した。

10年ほど前だったが、神戸のI村さんが”Doris Day / Duet”を購入されて「ヴォーカルとピアノではSN比が違いますが、新納さんはどう思われます?」との質問があった。ん、何だ?そこは全く気にしていなかった部分である。その時は手元に同じレコードもなかったので、明確な返答は出来なかったが。I村さんは録音などもやっていらっしゃって、音を聴くという点ではかなりのレベルの方である。

その少し後に評論家の田中伊佐資さんがやっているミュージックバードに出演する機会があり、私の好きなレコードを何枚か持っていって紹介した。番組の中ではなかったと思うが、田中さんやプロデューサーの方とレーベル毎に音が違うといった話をしていたとき、プロデューサーの方が「プレスティッジにはテナーサックスなどにリバーブをかけ過ぎているものがありますが、私はあまり好きではありません」とおっしゃった。

1940年代から50年代にかけて、レコードを制作するとき多重録音、リバーブをかける、イコライザーで補正をするなど様々な手法が発達してきて、現在の録音と50年代、60年代頃の録音は全然違うものになっている。ただ、初期の段階では新しく出てきた手法をまだ消化できずに使用していた事もあったのだろうと想像している。

私の聴くポイントも最初は感覚的なもののウェイトが高かったが、最近は前述のリバーブや多重録音などの要素も加味するようになってきて色んな方向から聴くことが出来るようになってきた。まだまだ発展途中である。

”Doris Day / Duet”に関しては、ドリスの声に若干のリバーブがかかっていて、ピアノにはかかっていない。それに、プレヴィンのトリオとヴォーカルでは位置的に不自然な部分があるので、多分これは多重録音だろう。しかし、それがレコードの出来を損なっているわけではなく、素晴らしいレコードである。

”Doris Day / Duet”

アップロードファイル 164-1.jpg

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