店主のひとりごと

 

  • 2020年05月12日(火)14時28分

周辺環境の整理

これまでいろんな対策をやってきたが、オーディオ機器以外の周辺環境を整備することによって音質向上に役に立つこともあるので、述べてみよう。中には「エッ、こんなことも」というものもあるのだ。

1 左右スピーカーの間には必要最低限のものしか置かない
昔、私も使ったことのあるセパレート・ステレオみたいなタイプであれば左右スピーカーの間にアンプ、プレーヤーなどが収まっていたのだが、左右のスピーカーは自由な位置にあるべきで、パワーアンプを除いて他のものは置かないことが重要である。プレーヤーを載せたラックやTVなどを置いている方もいらっしゃるが、即刻取っ払って頂きたい。置いた場合には音の姿形は出にくくなる。

2 スピーカーとリスニングポイントの間には物を置かない
私も以前は応接セット付属のテーブルを置いていたのだが、音の反射が音色を変えるし、定位などに悪影響を与えるので今は使っていない。テーブル類がどうしても必要な場合はせめてリスニングポイントと横並び程度の位置に置くべきである。プレーヤーやプリアンプなどを簡単に操作出来るようにリスニングポイントの前に置いていらっしゃる方も見かけるが、音が伝わってくるのに影響を与えるのでこれも以外の場所に置くべきである。

3 スピーカーと後ろの壁は距離を取る
奥行きや立体音場を望むのであればスピーカーと後ろの壁は距離を取るほうがベターである。日本の部屋はあまり距離が取れないような作りになっている場合が多いが、ある程度の距離は取ってほしい。以前、オーディオ誌で「スピーカーは後ろの壁にくっつけたほうが低音はよく出る」といった記事を読んだことがあるが、私達は低音のためだけに音楽を聴いているわけではない。

4 オーディオ・ルームには1ペア以外のスピーカーは置かない
これは何度も述べてきたことだが、鳴らしていないスピーカーも振動するので余計な音が乗って音質劣化の原因になる。パソコンの外付けスピーカーを付けただけでも音の劣化は見られた。また、オーディオ誌の個人のお宅の記事などで高級スピーカーを何セットも並べていらっしゃるのを見かけることがあるが、誰か教えてあげればいいのにとも思う。

5 反射するものは極力置かないようにする
例えば、額に入った写真、絵など反射するものは置かないほうがよりベターである。逆に吸収するものは置く場所によっては効果がある場合もある。デザイン的には見た目もいいかもしれないが、特にスピーカー背面の壁には禁物である。レコードのジャケットを左右スピーカーの真ん中後ろに置いてあったことがあるが、外したことで奥行きがグンと深くなった事があった。私達は直接音と間接音を聴いているので、適度な反射、適度な吸収は必要だけど、反射し過ぎるものは置かないことに限る。

以上は簡単に出来ることなので試して頂いたらいい結果が得られるかもしれない。


Beethoven: Bruno Walter / Symphony No. 6 In F Major, Op. 68 "Pastorale" - Columbia MS 6012

アップロードファイル 157-1.jpg

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  • 2020年05月12日(火)10時45分

目標とする音1

たまにお客様から「振動対策はどうやっていますか?」、「ルーム・アコースティックは?」といったオーディオの音質向上対策について質問をいただくことがあり、現状で自分がやっている方法をご紹介することがあるのだが。
ちょっと待てよ、よくよく考えてみたら「私がオーディを始めた頃は、どんな音がいい音で例え対策をやってもそのことによって音質が向上したかそうでないのかといったことが分からなかった」ということを思い出した。これではいくら効果的な対策の情報発信をしても相談いただく方が明確な目安を持たないと私と同様、分かりにくいのではと思えてきたのである。
今の時点のまとめとして書いてみることにするが、以前に書いたことと重複することもあるのでそのへんはご容赦いただきたい。

30年以上前のこと、ダイヤトーンのDS-2000というスピーカーをメインに、ソニーのプリメイン・アンプ、ケンウッドのプレーヤーという組み合わせでシステムを組んでオーディオをスタートさせた。それまではパイオニアのセパレート・ステレオを使っていたので金額も含めて格段の進歩である・・・と思っていた。

それからステレオ誌(音楽の友社)に金子さんという方が書いておられた音質向上対策が自分でも出来そうだったのでやってみた。
スピーカースタンドはブロックの下部にベニヤ板で蓋をして、空洞になったところには砂を詰めて全体をベニヤ板で覆い、その外側にブチルゴムを貼り、最後はビロードの布を貼って出来上がりである。見た目はよく出来て、スピーカーの下に敷いてもガタツキはなく高さが丁度いいくらいの高さになった。しかし残念なことに音の変化が分からなかった。
スピーカーの置き方についてもおステレオ誌などに、左右の間を広げたり狭めたりすると1箇所だけ最も音のいいポジションがあると書いてあるのでやってみたけど、正直なところどこに置いても一緒なのである。
また、電源ケーブルは芯が太いほうが有利ということで奥内配線に使うキャプタイヤにブチルゴムを巻いて外側は布地で覆ったものにしたが、これも音質の変化は分からなかった。

その数年後になるが、シンメイさんが佐藤匠を連れてきて、佐藤氏に30分ほどプレーヤー調整とスピーカーの置く位置の調整をやってもらったら、あら不思議、それまで左右スピーカーの内側にしかなかった音が、スピーカーの外側まで広がったのである。
結局、我流でやったプレーヤー調整やスピーカーの置き方がデタラメだったので何をやっても同じだったということである。

この頃の私にはどんな音がいい音とかの基準がないものだから、間違った調整をやっていても分からなかったし、少し良くなった程度ではこれも理解できなかったのである。


振動対策の例
左上:ケーブル類は床を這わせると振動を拾いやすいので出来るだけ床を這わせないようにしている
右上:パワーアンプを床に直置きにすると振動を拾いやすいので花凜のサイコロで持ち上げている
左下:昇圧トランスの足は自作のボードで持ち上げている

アップロードファイル 156-1.jpgアップロードファイル 156-2.jpgアップロードファイル 156-3.jpg

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  • 2020年05月12日(火)10時41分

目標とする音2

アンプ、プレーヤーそしてスピーカーなどを高価なものにすれば音質は必ず向上すると考えている方はオーディオ・マニアの90%以上はいらっしゃるだろうし、30年前の私もそうであった。
もっと良いシステムにしようとオーディオ店めぐりをしていたのだが、なかなかこれはという音を聴かせてくれるオーディオ店には出会わなかった。

やはりオーディオ誌からの情報で、目の前でコンボやオーケストラが演奏している様子が分かるような音があるだろうとおぼろげに求めていたのだが、出会いがないのである。
そうしている内に出会ったのが熊本のオーディオショップ・アリミズさんである。ありました、目の前でモダン・ジャズ・カルテットが演奏している様子がオーディオから出てきたのである。自分がおぼろげながら求めている音が目の前にはっきり出てきたのだ。ミルト・ジャクソンはセンターから右側にかけて立ってヴァイブを奏でているし、ジョン・ルイスは左側に座ってピアノを弾いて、パーシー・ヒースはセンター後方でこれも立ってベースをパワフルに弾いて、コニー・ケイは右後方で座ってドラムを叩いているのである。その時の衝撃は今でもはっきりと覚えている。
スピーカーがマーチン・ローガンCLSだったのでそのスピーカーに憧れてしまった。

以後、マーチン・ローガン購入までの経緯は省くが、購入してからは相当な苦労があった。目出度くマーチン・ローガンとアンプ、プレーヤー、ケーブル&カートリッジが揃って音を出してみると「あれ、思っていた音とは違う」である。
この頃、大建工業のオトテン、オトカベ、オトユカでオーディオルームを作っていたし、シンメイさんの助言や佐藤匠の力を借りながら様々な対策をやったおかげである程度の立体音場、つまり目の前で演奏している様子は再現できるようになった。

これで満足していたつもりだったのだが、レコード店を始めてからお客様宅に伺う機会が増え、立体音場を上手く再現しているケースにはあまり出会わなかったが、凄くふくよかな音を出している方もいらっしゃった。
現在進行系ではあるものの、この頃に自分が出したい音がわりあい明確になってきて、目の前で演奏していることが分かりなおかつふくよかな音そしてナチュラルな楽器の音色やヴォーカルでは人の声が人の声として聴こえるような音を求めるようになったのである。

ただその後、新宮町に移転したことでこれまで積み上げてきたことが全くゼロになったこともあったし、再度古賀市に移転して、こちらでは周辺の条件や部屋の作りがそんなに悪くなかったので、対策を施すことによってある程度のレベルまで積み重ねられてきたのである。

オーディオはどんなに高価なシステムを導入しても、置いただけでは能力は発揮できないので、ルーム・アコースティック、振動対策その他を的確にやることによってシステムの能力を引き出すことが出来るのである。また、目指す音がはっきりしていると音質の進化は早いと考えている。


ルーム・アコースティックの例
左上:定在波対策のためにスピーカーのセンター及び左右後方にチューブトラップ
右上:上下が平行な面の場合反射が出るので、レコードラックの天板にハーフトラップ
左下:フローリングは反射が多いので絨毯でカバー

アップロードファイル 155-1.jpgアップロードファイル 155-2.jpgアップロードファイル 155-3.jpg

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  • 2020年02月05日(水)20時42分

エアとチビの会話

エアとチビの会話

エア:おい、どぎゃんしたつや?
チビ:最近えらい元気が良かごたる。
エア:なんで?
チビ:また恋しとるとじゃなか。
エア:誰に?
チビ:博多の病院の看護師さんのごたる。
エア:ふ~ん
チビ:この間、病院に行ったてたい。そして受付の人に「Yさんはお休みですか?」て聞いたて。そしたら受付の人が「あの方はパートですからシフトによっていらっしゃる日とそうでない日があるんです」て言わしたて。で、バカだけん「私はYさんのファンです」て言うたてたい。
エア:笑わるっどもん。
チビ:そがんでもなかごたった。

エア:おい、今日病院に行かしたばってん、どぎゃんだったつや?
チビ: 受付の人が「今日は来てますよ」て言わしたてたい。そいでYさんに会えたって。
エア:で?
チビ:いつもんごつ「おはようございます」って言ってニコッと笑わしたて。
エア:ん、そいで?
チビ:「おはようございます」ては言うたばってん、ほかは何も言えんだったてばい。
エア:いっちょん変わらんね。

エア&チビ - 熊本出身の猫

Photo: Ann Richards/Ann, Man!

アップロードファイル 154-1.jpg

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  • 2020年01月02日(木)20時01分

メガネ2

2019年年末、メガネの調子がイマイチおかしい。パソンコンを見るときは普通なんだけど、食事のときTVの画面がボヤケて見える。裸眼のほうがはっきり見えるのである。食事のときに食べ物はきちんと見えたほうが味が分かりやすのでメガネをかけているけど、1,5mほどの距離にあるTVの画面がボヤっとしているのだ。メガネを外してみるとこっちのほうが焦点が定まっている、それにとにかく汚れやすいのである。
ボチボチメガネを新調する時期かな~?
ようし決心した、メガネを新しくしよう。

2020年1月2日、サンリブのメガネ屋さんに出かけた。そのときお店には男性の店員さんが2人、そして2年前に売ってくれなかった女性の方がいらっしゃる。まっしぐらその女性の方へ。
「メガネを買いたいんですけど」
「以前こちらでお買い求めになりましたか?」
「いや、初めてです」
「何度かお見かけしているんですけど?」
「パッドの交換をお願いしたことがあります」
それから症状の説明
「TVを見るときに・・・」。
説明したら今回はどうも売っていただけるようでまず視力の検査から始まった。

最初は普通の視力検査だったが、いろんな検査があるのだ。かなり長い時間検査して、このへんでというところまでこぎ着けた。
「フレームは如何しましょうか?」
今までかけていたのと同じようなタイプからちょっと気取ったようなものまで色んなタイプがある。このへんで私にも色気が出るのだな。同じようなタイプは手頃な価格だが、これはというものはやはり値段が張る。
悩んでいると
「こちらがお似合いです」
とお高いほうを勧めてくれた。
私は甘い言葉に弱いから、結局フレームはお高い方を選んでしまった。
次はレンズ。レンズにも普通のものから高級なものまでタイプがあるのだが、レンズを高いものにすると予算が大幅に上回るので安めのものにした(本末転倒かも)。

メガネの注文が済んで会計を済ませた後、「実は2年前に買おうとしたんですが、売ってもらえなかったので私のコラムにその時のことを書きました」
彼女は「エッ!」といった様子で
「知りませんでした」
「メガネが出来上がったときにこの話は完結ですね」
1週間後の出来上がりが楽しみだ。


ちょっと違うかも

アップロードファイル 153-1.jpg

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Web Diary