レコード及びジャケットを奇麗に保つには

レコードは20世紀の文化遺産でもあり、現在も制作されていますが、保管方法によっては何十年も奇麗な状態のまま保存することが出来ます。当店では大事なレコードをいかに奇麗な状態のまま保存するか、その方法をご提案しています。

レコード取り扱いの問題点



1.ジャケット
  • ・レコードをジャケットから出し入れする際に上下コーナーが裂けることがあります。
  • ・ジャケットを裸のまま棚などに立てておいた場合、下部コーナーが擦れることもあります。
  • ・レコードをジャケットに入れておくとリングウェアが出来る、ないしは底が抜ける場合もあります。
  • ・ジャケットの保管でビニール袋によって全面を密閉するような方法もありますが、
     密閉することによって通気が悪くなり、ジャケットにシミなどが発生することもあります。
2.盤
  • ・ビニール内袋に入れておいた場合静電気が起きることがあり、埃が付着しパチパチの原因になることもあります。
  • ・また湿気の多い場所に保管していた場合にはカビが発生することもあります。
  • ・1950~60年代、アメリカでは一部のものを除いて内袋には紙スリーブを使用、イギリスでは外側が紙、内側に
     ビニールを使ったものを使用しています。よく見受けられるのはビニール(ビニールの種類にもよる)を使った場合、
     盤面にスリーブマークが付いているものもあります。

Ninonyno2がお勧めする保管方法

(当店で販売している外袋、内袋を使った保管方法)
レコードをC-16に収納 レコードを入れたC-16をC-11に収納
1.盤は紙スリーブC-16に入れます。 2.C-16に入れたレコードを白ジャケC-11に入れます。
ジャケットをNP-1に収納 別々になったレコードとジャケットをLY-1に収納
3.ジャケットはジャストフィット・スリーブNP-1(ダブルジャケット及びサイズが大きめのジャケットはNP-2)に開口部をジャケットと同じ方向にして入れます。 4.NP-1に入っているジャケット及びC-11に入っている盤を重ねてPP袋S3に入れます。

このようにセットすることで、ジャケットと盤は別々に保管することとなり盤を取り出す際のジャケットの傷みを避けることができ、また、リングウエアの付着、底抜けなどもなくなります。

 また、ジャケットとNP-1(ないしはNP-2)の開口部を同じ方向にすることによって適度な通気が得られ、ジャケットのシミやカビの発生を避けることが出来ます。

 盤を紙スリーブに入れることによって適度な通気が得られ、盤による静電気の発生が抑えられる、そしてカビの発生や埃の付着も抑えられます。

 大切なレコードを奇麗な状態のまま保存するためのNinonyno2からの提案です。

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