過去の今週の一枚



リストの見方
Cover Photo <Track Title>
A1 Strut Time
A2 Jubilation
A3 Symptoms
B1 Are You Real?
B2 Cry A Blue Tear
B3 This Night

<Personnel>
Bass - Jimmy Merritt
Drums - Philly Joe Jones
Piano - Barry Harris
Tenor Saxophone - Benny Golson
Trombone - Curtis Fuller
 
ベニー・ゴルソンとカーティス・フラーといえば真っ先に思い出すのが名作「ブルース・エット」の1曲目、ゴルソン作曲「ファイブ・スポット・アフター・ダーク」での名演である。また、この二人にアート・ファーマーが加わったジャズテットの作品「ミーツ・ジャズテット」も大傑作だった。それにゴルソンとフラーには時期は少しずれるが、がアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズに在籍したということも共通点である。
ベニー・ゴルソンはペンシルベニア州フィラデルフィアの生まれで、1950年代初めからジャズシーンで活躍するようになり、クリフォード・ブラウンとの共演を行ったり、ジャズ・メッセンジャーズやジャズテットでの活躍でも知られるが、彼の残したジャズ界での功績は日本では意外と知られていないのである。
1956年クリフォード・ブラウンが亡くなると、ゴルソンはブラウンの死を悼んで「アイ・リメンバー・クリフォード」を作曲している。この曲はジョン・ルイスがフランスのギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトの死を悼んで作曲した「ジャンゴ」と共に、ジャズメンを追悼した曲として広く知られている。他にも「ウィスパー・ノット」、「キラー・ジョー」など作曲家としても活躍し、また編曲家としての才能も豊かで、彼の醸し出すハーモニーはゴルソン・ハーモニーとして有名である。
本作は気の合った仲間カーティス・フラーとの共演で、ゴルソンのテナーサックス奏者としての力量も十二分に発揮しているし、例のゴルソン・ハーモニーも随所に配置され、それはそれは見事なジャズ演奏が繰り広げられるのである。
ベニー・ゴルソンは、日本でももっと正当な評価がされるべきでジャズメンの一人である。

Cover Photo
Cover Photo
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Order No. 56178
Artist/Group Benny Golson
Title The Other Side of Benny Golson
Price(Incl. Tax)
Country USA
Company Riverside
Prefix RLP 12-290
Issue Year 1959
Media 12" LP
Recording Monaural
Label Blue lbl w/silver print & logo, & w/"Bill Grauer Productions" at bottom
Originality Original
Matrix No. Side A
Matrix No. Side B
Engineer Tom Nola
Mastering Engineer
Cover Condition
Vinyl Condition
Cover CJ
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