過去の今週の一枚



リストの見方
Cover Photo A1 What Every Girl Should Know
A2 Mood Indigo
A3 When You're Smiling
A4 A Fellow Needs A Girl
A5 My Kinda Love
A6 What's The Use Of Wond'rin'

B1 Something Wonderful
B2 A Hundred Years From Todayave Everything
B4 Not Only Should You Love Him
B5 What Does A Woman Do
B6 The Everlasting Arms

Orchestrated By - Harry Zimmerman
 
私のヴォーカル歴史を振り返ってみると、元々ジャズのインストばかりを聴いてついでにジャズヴォーカルの有名どころ、エラ、サラ&カーメンやクリス・コナーにジューン・クリスティーなどが中心で以外のヴォーカルはあまり知らなかったのだ。
シンメイさんか誰かが「ヴォーカルも扱ったほうがいいですよ」と言ってくれたのでヴォーカルも仕入れるようになったのだけど、入荷したレコードを聴いてみると興味深いところがたくさんあるのに気がついた。
で、最初に好きになったのはジュリー・ロンドンとアビー・レーンなんだけど、二人ともフェロモンを感じるのである。でも、この頃はまだ半信半疑でレコードからフェロモンを感じ取れるなんてあまり思っていなかった。ある夜、12時過ぎてから蛍光灯を消して白熱球のスタンドのみにしてマリリン・モンロー/マリリンの「帰らざる河」を聴いていたら、なんと息子は元気になるし、顔は火照って赤くなるし、「うわ〜、たまらん」と思ったことがあって、このへんからレコードでもフェロモンを十分感じられるということが確信みたいになり、余計フェロモン系のヴォーカルを好むようになった。
ドリス・デイは昔TVに出ていたので名前は知っていて、見ていたドラマがコメディタッチのもので普通の女優さんとしか見ていなかったのだが、レコードの種類が多くよく入荷していたので聴いていた。聴き始めて最初の頃は英語が分かりやすいのはいいけどあまり特徴のないヴォーカルという印象だった。しかしいつの頃からか「ドリスのソフトタッチのフェロモンはかなり凄い」と感じるようになったのである。ただ、レコードによってはリバーブのかかったものもあり、ドリスの声が人の声と感じるものとそうでないものがあることにも気が付いた。もっと聴いていくと例えリバーブがかかっていても程よいものもあって、リバーブが全く悪いということでもないようである。
そんなことで私的には最後のLPと思われる「センチメンタル・ジャーニー」、夢を語った「アイ・ハブ・ドリームド」そしてこの「ワット・エブリ・ガール・シュッド・ノウ」がドリスのベストになった。
ハリー・ジマーマン・オーケストラをバックにバラード系をしっとりと歌うドリスに極上のフェロモンを感じるのである。エリントン・ナンバー「ムード・インディゴ」そしてタイトル曲ではドリスがスピーカーの前まで出てきて吐息がかかってくるような、たまらない雰囲気を醸し出してくれる。

Cover Photo
Cover Photo
Cover Photo
Order No. 53232
Artist/Group Doris Day
Title What Every Girl Should Know
Price(Incl. Tax)
Country USA
Company Columbia
Prefix CL 1438
Issue Year 1960
Media 12" LP
Recording Monaural
Label 6Eye without "CBS" logo at top
Originality Original
Matrix No. Side A XLP49032-1D
Matrix No. Side B XLP49033-1D
Engineer
Mastering Engineer
Cover Condition
Vinyl Condition
Cover
Sound Grade Kindan no Oto