過去の今週の一枚



リストの見方
Cover Photo Sonata For Arpeggione And Piano in A minor D.821
 A1 Allegro moderato
 A2 Adagio
 A3 Allegretto
Fantasiestucke . Fantaisies For Cello And Piano Op. 73
 B1 Zart und mit Ausdruck
 B2 Lebhaft, leicht
 B3 Rasch und mit Feuer
Stucke Im Volkston, Op. 102 For Piano And Cello
 B4 Vanitas vanitatum (Mit Humor)
 B5 Langsam
 B6 Nicht schnell, mit viel Ton zu spielen
 B7 Nicht zu rasch
 B8 Stark und markiert

Cello - Mischa Maisky
Composed By - Franz Schubert (tracks: Side A), Robert Schumann (tracks: Side B)
Piano - Martha Argerich
 
マルタ・アルゲリッチという名前は知っていて、世界的に有名なピアニストという認識はあったが、クラシックの知識が少ない私にとってレコードもこれまで何枚かは聴いているものの特に印象に残ったものはなかった。というか私の場合ジャズやヴォーカルに比べると聴く力が足りないということなのだ。
アルゲリッチへの認識が変わったのは1980年のショパンコンクールでの他の審査員がとったイーヴォ・ポゴレリチへの処遇に対しての抗議を行い、審査員を降りたという事件を知ってからである。「彼こそ真の天才」この言葉を残して会場を去った彼女は以後20年以上ショパンコンクールの審査員はやらなかったそうである。
それからアルゲリッチにピアノを聴きたいとおもっていたが、やっと彼女の傑作とされるレコードに巡り合ったのだ。
いやいやビックリしたというか、あまりにも見事なピアノに圧倒された。チェロ奏者ミッシャ・マイスキーとのデュオ演奏するシューマン、宝石のように輝くピアノタッチ、気品のある旋律そしてストーリーの展開にはクラシックがあまりわかっていない私でも感動し、鳥肌が立った。
これだけの力があるから、ポゴレリチ事件のような発言が出来たということは容易に想像できるのだ。「天才は天才を知る」ということだろう。
これ売りたくない!

Cover Photo
Cover Photo
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Order No. 52965
Artist/Group Schubert: Schumann: Martha Argerich, Mischa Maisky
Title Sonata for Arpeggione / Fantasiestucke Op. 73
Price(Incl. Tax)
Country Holland
Company Philips
Prefix 412 230-1
Issue Year 1984
Media 12" LP
Recording Stereo
Label Silver lbl w/maroon & white logo
Originality Original
Matrix No. Side A
Matrix No. Side B
Engineer
Mastering Engineer
Cover Condition
Vinyl Condition
Cover CJ
Sound Grade Killer Sound