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A1 Main Title A2 The Five Pennies A3 After You've Gone A4 Bill Bailey Won't You Please Come Home A5 Indiana Radio Montage A6 Back Home Again In Indiana A7 Good Night, Sleep Tight A8 Lullabye In Ragtime A9 Battle Hymn Of The Republic
B1 The Five Pennies Saints College Montage B2.a Washington And Lee Swing B2.b Runnin' Wild B2.c Follow The Leader B3 Good Night, Sleep Tight Medley B4 Just The Blues B5 Carnival Of Venice B6 The Music Goes 'Round And 'Round B7 Wails Of The Wind B8 Jingle Bells B9 The Five Pennies Finale & Battle Hymn Of The Republic Finale
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1950年代、ハリウッド全盛時代に制作されたジャズをテーマにした映画には内容が濃くて我々ジャズファンを喜ばせてくれるものがいくつもあった。「愛情物語」、「ベニー・グッドマン物語」、「グレン・ミラー物語」そして今回紹介する「5つの銅貨」などである。 「5つの銅貨」は1920年代から30年代にかけて活躍したコルネット奏者レッド・ニコルスの半生を描いた映画でタイトルはバンド名ファイブ・ペニーズから取っている。主演はニコルス役にダニー・ケイ、出演者にはルイ・アームストロング、ボブ・ホープ、ボビー・トゥループ、シェリー・マン、レイ・アンソニーなどジャズファンには嬉しい豪華メンバーが名を連ね、ダニー・ケイのコルネットはニコルス本人が吹き替えを行っている。 グレン・ミラーやジミー・ドーシーなどが在籍していたファイブ・ペニーズは超売れっ子のバンドで巡業に次ぐ巡業で、ニコルスは娘のドロシーの面倒を見ることが出来ず、幼い時期に寄宿舎に入れてしまう。あるクリスマスの夜、ドロシーは寄宿舎のブランコで雨の中両親を待ち続けて倒れてしまい、小児マヒで両足が不自由になってしまう。そのため親子の間には亀裂が残ってしまったのである。深く後悔したニコルスは以後の人生を娘のために捧げようと決心し、バンドを解散しコルネットをゴールデンゲートブリッジから投げ捨ててしまった。 時が経ちニコルスはロサンゼルスの造船所で働いていた。グレン・ミラーやジミー・ドーシーは人気バンドのリーダーになっていた。ドロシーの誕生日会で彼女の友達が遊びにきたときかかっていたレコードの話から、ニコルスはグレン・ミラーたちが自分の楽団にいたと話すが誰も信じるはずもない。そこへ妻のボビーがコルネットを持ってきてニコルスに手渡すが長い間演奏していなかったニコルスにはまともな音も出せず、友達は帰ってしまうのである。 娘の勧めもあってニコルスは再び、コルネットの練習を始めついに場末のクラブで復帰することになるのだが、時が流れすぎて誰もニコルスの名前も覚えていなく、客席はがら空きだった。がっかりするニコルス。 ところが突然、旧友のルイ・アームストロングがジミー・ドーシーやグレン・ミラーなどかつてのファイブ・ペニーズのメンバーと共に演奏しながら、観客を引き連れて入場してきた。たちまちニコルスも加わった一大セッションが始まったのであった。 最後の場面で演奏された「聖者の行進」は素晴らしかった。また「リパブリック讃歌」が映画のテーマ曲として使われていたのだ。 レコードでもやはり「聖者の行進」がハイライトであり、ダニー・ケイとアームストロングの心温まるデュエットは映画を思い出しながら聴くと目が潤んでくるのである。 音作りが映画のサントラとして作られているのでスケールの大きい、Dotとしては珍しく音的に楽しめるものとなっている。
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Order No. |
52646 |
Artist/Group |
Danny Kaye & Louis Armstrong |
Title |
The Five Pennies |
Price(Incl. Tax) |
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Country |
USA |
Company |
Dot |
Prefix |
DLP 29500 |
Issue Year |
1959 |
Media |
12" LP |
Recording |
Stereo |
Label |
Black lbl w/red, yellow & black logo, & w/Hollywood 28, Calif..." printed at bottom |
Originality |
Original |
Matrix No. Side A |
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Matrix No. Side B |
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Engineer |
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Mastering Engineer |
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Cover Condition |
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Vinyl Condition |
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Cover |
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Sound Grade |
Killer Sound |