過去の今週の一枚



リストの見方
Cover Photo Symfonie No. 4 In A Op. 90 "Italiaanse"
 A1 Allegro Vivace
 A2 Andante Con Moto
 B1 Con Moto Moderato
 B2 Saltarello (Presto)

Composed By - Felix Mendelssohn-Bartholdy
 
福岡地方は梅雨入り、雨が続いたりすると音の伝わり方が遅くなるのでオーディオにとっては一年中で最も難しい季節なんだけどまだ本格的な雨は降っていないので今のところは大丈夫なのだ。
ジャズの場合はどのレーベルがどんな音ということはある程度理解しているので初めて聴くレコードでもおおよその見当はつくのだがクラシックになると話は別でほとんど素人なもんだから逆にどんな音なんだろうと聴く前にはちょっと期待したりするのだ。
今回紹介するレコードはオランダ・フィリップス、10インチ盤ステレオ。12インチのフィリップス盤を少しは聴いているのだけどこのタイプは初体験である。
これまでクラシックで音のいいレーベルと言えば、フランスのLe Club Francais du Disque、Erato、ドイツのDeutsche Grammophon(特にステレオ初期)、東ドイツのEterna、イギリスのDeccaなどと思っていたのだが、フィリップスにはあまりこれはというものにはお目にかかったことがなかった。ただ、"Hi-Fi Stereo"は音がいいという情報は持っていたのだが。
交響曲第4番イ長調「イタリア」はメンデルスゾーンがイタリアを旅行したときの印象を綴った作品である。第1楽章に針を下ろすと躍動感あふれる演奏がバーンと飛び出してきて、お〜となってしまった。とにかく音場が前後左右+高低に広くて厚みが有る。クラシックにこんな勢いのある演奏はあったっけ?印象的にクラシックには静かとか暗めとかの演奏が多いのだけどこれは全然違う、明るくて勢いがあるのだ。
第2楽章になったらソフィア・ローレンの映画「ひまわり」のラストシーン、青い空とひまわり畑のシーンが目に浮かんできた。そして第4楽章はイタリア舞曲のサルタレロである。またまたソフィア・ローレンが出てきて腰を振りながら踊っている。
参ったな〜、今回は4枚のフィリップス、Hi-Fi Stereoを聴いたがどれも並のレベルではなかった。

Cover Photo
Cover Photo
Cover Photo
Order No. 52478
Artist/Group Mendelssohn: Wiener Symphoniker, Wolfgang Sawallisch
Title Italienische Symphonie
Price(Incl. Tax)
Country Holland
Company Philips
Prefix 836215 VZ
Issue Year
Media 10" LP
Recording Stereo
Label Red lbl w/"Hi-Fi Stereo" printed under the "Philips" logo
Originality Original
Matrix No. Side A
Matrix No. Side B
Engineer
Mastering Engineer
Cover Condition
Vinyl Condition
Cover CJ
Sound Grade Killer Sound