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A1 Trauermarsch B1 Sturmisch Bewegt. Mit Grosster Vehemenz C1 Scherzo. Kraftig, Nicht Zu Schnell D1 Adagietto. Sehr Langsam D2 Rondo. Finale
Berliner Sinfonie-Orchester Dirigent: Gunther Herbig
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クラシックの場合、ヨーロッパで制作されたレコードが非常に多い。今回もドイツ、東ドイツ、フランス、イギリス、オランダ、アメリカ(ヨーロッパではないけど)、チェコスロヴァキアそして滅多に見ないポーランドが含まれている。国によって音のニュアンスが違うので出てくる音(音楽)も微妙に違いがあり、同じベートーヴェンでも当然演奏者も違うけど、ニュアンスに違いを感じるのである。 イギリスはイギリス・デッカに代表される高音質録音が知られていて、ドイツはドイツ・グラモフォンが多くて、こちらも赤ステレオやデジタル録音に優秀なところが多い。他にもオランダはフィリップス、フランスはエラートやディスコファイル・フランスなど私の好きな音質のものが多いし、東ドイツはエテルナなどがある。聴いた後の感想ではアメリカ盤とヨーロッパ盤ではなんか違いがあるのだ。 ここでアメ車とヨーロッパ車の違いを引き合いに出すのは場違いかもしれないが、単純に好き嫌いで言うと、ヨーロッパ車には乗ってみたいと思う車はBMW、アウディ、ルノー、アルファロメオ、ジャガーなどなど次から次に出てくるのだがアメ車で乗ってみたいと思う車は頭に浮かんでこないのである。 クラシックにはこれと似たところがあって、ドイツ、フランス、イギリスを始めヨーロッパのレコードから出てくる音には風格があるのだ(ジャズは違うけど)。クラシックはヨーロッパ発祥の音楽であり、多分その国の歴史や文化のせいだと思う。 今回最も感動したのは東ドイツ、エテルナのマーラー/交響曲第5番。マーラーを代表する交響曲だけど特に素晴らしいのは第4楽章「アダージェット」。 うわ〜、こんなに美しいメロディーがあるのだとうっとりしているとマーラーをモデルにした映画「ベニスに死す」の最後のシーンが目に浮かんでくる。レコードを聴いているうちに音楽の背後にある情景が浮かんでくるという時間は至福のときなのである。そして名匠クラウス・シュトリーベンの録音によって出来上がった見事な音響空間がこのアルバムの価値をグンと上げているのだ。 オーディオファイル必携の一枚である! |
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Order No. |
52352 |
Artist/Group |
Gustav Mahler: Berliner Sinfonie-Orchester, Gunther Herbig |
Title |
Sinfonie Nr.5 |
Price(Incl. Tax) |
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Country |
German Democratic Republic |
Company |
Eterna |
Prefix |
8 27 548-549 |
Issue Year |
1980 |
Media |
12" LP |
Recording |
Stereo |
Label |
Blue lbl w/black print & logo |
Originality |
Original |
Matrix No. Side A |
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Matrix No. Side B |
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Engineer |
Claus Struben |
Mastering Engineer |
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Cover Condition |
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Vinyl Condition |
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Cover |
GF |
Sound Grade |
Killer Sound |