過去の今週の一枚



リストの見方
Cover Photo (完売)
Quatuor A Cordes En Si Bemol, K. 458 "La Chasse"
1. Mvt. Allegro Vivace Assai
2. Mvt. Menuetto Moderato
3. Mvt. Adagio
4. Mvt. Allegro Assai

Quatuor A Cordes En Ut, K. 465 "Dissonances"
1. Mvt. Adagio-Allegro
2. Mvt. Andante Cantabile
3. Mvt. Menuetto-Allegro
4. Mvt. Allegro
 
クラシックの場合、弦楽器が多いせいか音の姿かたちが見えにくいものが多い。オーケストラであれば重厚なハーモニーやコントラバスが醸し出す低音に魅力を感じるのだが、音の姿かたちも見えた方が嬉しい。大編成のオーケストラの中からソロ楽器がフッと出て来て演奏する場面には凄く魅力を感じるのである。ただ、小編成の四重奏や五重奏の場合はこれとは少し違って大編成よりもそれぞれの楽器がより見えやすい場合もある。
今回の一枚はフランス、Club National Du Disque制作のハンガリー弦楽四重奏団によるモーツアルト/弦楽四重奏曲「狩」及び「不協和音」。いや〜、最初に音が出てきたときたまげた。ジャズの場合はコンボが多いのでそれぞれの楽器や人の姿かたちがクッキリと出てくることはよくあるが、クラシックでは最初に書いた通り見えにくいものと思いながら聴いたのだけど、ヴァイオリン、ビオラ&チェロなどの位置が明瞭で、そこに演奏者がいてそれぞれの楽器がソロを取ったりハーモニーを奏でたり、いやいやこれは驚きである。それにフランス盤特有の音の柔らかさがあり、素晴らしい実に心地いい。
Club National Du Disqueを何枚か聴いたけど、このレーベルは音作りに優れたレーベルと思うのである。
誤解を招くといけないので付け加えておくが、クラシックの録音よりジャズのほうに音的に優れたものが多いという話でなく、小編成のほうが音の姿かたちは見えやすく、大編成、小編成問わず録音の優劣という点では、どうもクラシックのほうが優っているのではないだろうかと考えている。

Cover Photo
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Order No. 51531
Artist/Group Mozart: Le Quatuor Hongrois
Title Quatuor En Si Bemol K. 458"La Chasse " - Quatuor En Ut Majeur K. 465 "Dissonances"
Price(Incl. Tax)
Country French
Company Club National Du Disque
Prefix CND 864
Issue Year
Media 12" LP
Recording Stereo
Label Yellow lbl w/silver print & logo
Originality Original
Matrix No. Side A
Matrix No. Side B
Engineer
Mastering Engineer
Cover Condition
Vinyl Condition
Cover CJ
Sound Grade Killer Sound