過去の今週の一枚



リストの見方
Cover Photo (完売)
Concerto pour trompette et orchestre en re majeur
1. Adagio
2. Allegro

Concerto pour cor et orchestre en re majeur
1. Larghetto
2. Allegro non troppo
3. Menuetto

Concerto pour alto, orgue et orchestre, en ut majeur
1. Allegro moderato
2. Adagio
3. Prestissimo
 
私はジャズをメインで聴いているし、ロックやポピュラーミュージックを聴く機会は多いのだが、クラシックとはちょっと距離があった。ジャズの場合当然アメリカのレーベルが多く、レーベルごとの音の特徴とかある程度掴んでいるつもりである。たまにクラシック、それもヨーロッパ盤が入荷したとき聴いてみるとジャズやポピュラーとは音質にかなりの違いがあり、それも国によってそれぞれ音の傾向が違うのである。
何故だろう?と思っていたのだが、5〜6年前ノムラ無線さんのイベントでお会いした輸入代理店の中村伸一さんと話しているうちにその結論みたいなことを伺うことが出来た。中村さんはオーディオのセッティングに関しては別格の方だし、レコードのことも特にクラシックに関しては凄く知識が豊富である。
「国によって音の違いがありますが何故でしょう?」といったニュアンスのことを言ったら中村さん「言語の違いが音に出てきます。」との答え、「そうなんだ」これまで疑問に思っていたことが直ぐに理解できた。ドイツはどちらかというとカチッとした音、イギリスはDeccaやEMIみたいに高音質盤
を作るメーカーがかなりありスッキリした音そしてフランスは柔らかで空気感豊かなサウンド、私が感じていたことの説明がつくのである。
好みでいえば私はフランスのレーベルに好きなところが多く、今回紹介するErato、Les Discophiles Francais、Le Club Francais du Disqueなどには絶品の音が多い。
では本題に入ろう。パイヤール室内管弦楽団の演奏、ハイドン「トランペット協奏曲」で何よりもびっくりしたのはトランペットの音が、いつも聴いているジャズのトランペットとは全く違うのである。ソプラノサックスをもっと柔らかくしたような、う〜ん、と思いながら聴いているとこれが実に心地いいのである。よく聴く言葉に「管楽器が交錯するような音は苦手」というのがあるが、そんな風に思っている方には是非聴いて欲しいアルバムである。
漂う空気感、見事な臨場感、パイヤール室内管弦楽団の躍動感溢れる演奏が見事に伝わってきます。

Cover Photo
Cover Photo
Cover Photo
Order No. 51409
Artist/Group Michel Haydn: Orchestre de Chambre, Jean-Francois Paillard
Title Torios Concertos pour Trompette, Cor, Orgue & alto
Price(Incl. Tax)
Country French
Company Erato
Prefix STE 50210
Issue Year
Media 12" LP
Recording Stereo
Label Purple & white lbl w/logo in black outline
Originality Original
Matrix No. Side A
Matrix No. Side B
Engineer
Mastering Engineer
Cover Condition
Vinyl Condition
Cover CJ
Sound Grade Killer Sound