過去の今週の一枚



リストの見方
Cover Photo (完売)
A1 What Is This Thing Called Love?
A2 Love Is A Many Splendored Thing
A3 I'll Remember April

B1 Powell's Prances
B2 Time
B3 The Scene Is Clean
B4 Gertrude's Bounce

<Personnel>
Bass - George Morrow
Drums - Max Roach
Piano - Richie Powell
Tenor Saxophone - Sonny Rollins
Trumpet - Clifford Brown
 
クリフォード・ブラウンは1956年6月26日、バンド仲間であるリッチーパウエルの妻ナンシーが運転する車にパウエルと共に同乗し、シカゴからフィラデルフィアへ向かう途中交通事故に遭い三人とも死亡した。享年25歳の若さであった。
ブラウンの演奏がレコードで聴けるのは1950年代前半から亡くなるまでのほんの数年の間であり、彼の死後、プレスティッジやコロンビアからメモリアルアルバムが発売されているものの足跡の殆どはエマーシーに残されている。ブラウン名義では「クリフォード・ブラウン・ウィズ・ストリングス」、マックス・ローチとの双頭クインテット名義では「スタディ・イン・ブラウン」ほか5枚が発売されていて、他にサイドメンとして参加しているものにはサラ・ヴォーン、ヘレン・メリル、アート・ブレイキーそしてソニー・ロリンズなどのアルバムもある。
今回紹介するのはローチ・ブラウン・クインテットの「アット・ベイジン・ストリート」であり、マックス・ローチとの共同ではあるがブラウン名義としては最後のものである。同クインテットの他のアルバムとの違いはハロルド・ランドの代役としてソニー・ロリンズが加わっていることにある。
ブラウンのトランペットの特徴は豊かな音量、艶やかな音色それに泉のように湧き出してくるイマジネーション溢れるフレーズにある。例えば「慕情」のフレーズ一つを切り取ってみてもそれがそのままメロディになるように美しく、現在に至るまでこれで聴いたトランぺッターの中でもとびきりの存在であることは間違いない。
また、ソニー・ロリンズもここでのブラウンとの共演が、以後「サキソホン・コロッサス」など飛躍のステップになったことは当然の結果である。
ここにはクリフォード・ブラウンの全盛時代の姿そして最後の雄姿も刻まれているのである。(死の直前の姿は「ソニー・ロリンズ・プラス・フォー」で聴くことが出来る)

Cover Photo
Cover Photo
Cover Photo
Order No. 49489
Artist/Group Clifford Brown / Max Roach
Title Clifford Brown and Max Roach at Basin Street
Price(Incl. Tax)
Country USA
Company EmArcy
Prefix MG 36070
Issue Year 1956
Media 12" LP
Recording Monaural
Label Blue lbl w/silver print, & w/small drummer logo
Originality Original
Matrix No. Side A
Matrix No. Side B
Engineer
Mastering Engineer
Cover Condition
Vinyl Condition
Cover CJ
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