過去の今週の一枚



リストの見方
Cover Photo <Side 1>
1. Deep Purple
2. When the World Was Young
3. Moments Like These
4. I'll Remember April
5. These Foolish Things
6. I Fall in Love Too Easily

<Side 2>
1. I Loved Him
2. What's New
3. I Can Dream, Can't I?
4. Now I Know
5. How Long Has This Been Going On?
6. Something Wonderful
 
1958年、新しいフォーマットとしてステレオが登場している。初期のステレオはレーベルによって音の違いがあり、58年当初から立派なステレオ録音になっているレーベルとそうでないレーベルがあり、RCAはその立派なステレオ録音をいち早く完成されているレーベルの最右翼である。
このダイナ・ショアは、モノラルはよく見かけるがステレオになると殆ど見ることがなく、Goldmine Price Guideにもモノラルだけしか掲載されていない。それも先に述べた「立派なステレオ録音」、Living Stereoなのだ。
私的には、ダイナ・ショアはポピュラー歌手の中でも最上位にランクされる人で、一枚のアルバムの中にいろんな感情表現をしているので、曲ごとに違った味わいがあり、聴く側に訴える要素をたくさん持った人である。このアルバムはモノラルが凄くいい音でありよく聴いているのでステレオはどうかな?と思いながら聴いていると、これまで気付かなかった面白いところを発見したのである(そんな大げさなものではないけど)。
一曲目の「ディープ・パープル」ではダイナ・ショアの歌に包まれて幸せを感じることが出来るし、2曲目「ウェン・ザ・ワールド・ワズ・ヤング」では引き締まった唇から始まるバースが素敵。そう、曲ごとにオーケストラの編曲も違い、あるときはビッグバンドだったりあるときはストリングスオーケストラだったり、それに録音もダイナ・ショアアの輪郭をふっくらとさせたりはっきりさせたりでLiving Stereoならではの技術力がよくわかる内容になっていて・・・素晴らしい。
歌と音の両方が楽しめるRCA Victor Living Stereo・・・これ売りたくない!

Cover Photo
Cover Photo
Cover Photo
Order No. 46829
Artist/Group Dinah Shore
Title Moments Like These
Price(Incl. Tax)
Country USA
Company RCA
Prefix LSP 1719
Issue Year 1958
Media 12" LP
Recording Stereo
Label Black lbl w/full-bodied "Nipper Dog" w/"Living Stereo" printed at bottom
Originality Original
Matrix No. Side A 3S
Matrix No. Side B 10S
Engineer
Mastering Engineer
Cover Condition
Vinyl Condition
Cover
Sound Grade Killer Sound