過去の今週の一枚



リストの見方
Cover Photo (完売)
<Tracklist>
A1 Duke Ellington - Take The ''A'' Train
A2 Oscar Peterson - Tenderly
A3 Dizzy Gillespie - Interlude (Night In Tunisia)
A4 Miles DAvis - Four
A5 Stan Getz - Early Autumn
A6 Woody Herman - Four Brothers
B1 Gene Krupa & Benny Goodman - Sing, Sing, Sing
B2 Gerry Mulligan - My Funny Valentine
B3 Artie Shaw - Frenesi
B4 Coleman Hawkins - Body And Soul
B5 Jimmy Lunceford - What's Your Story, Morning Glory
B6 Stan Kenton - Peanut Vendor

Arranged By - Marty Paich (tracks: A), Russ Garcia (tracks: B)
 
アニタ・オデイが有名ジャズメンの代表的な曲を歌ったアルバムで、歌の出来ばえ及びラッセル・ガルシア及びマーティ・ペイチの編曲指揮のもと多彩なジャズメンが参加してソロにハーモニーにバリバリ活躍することで知られる名作。今回はたまたまステレオとモノラルが揃っているので音の違いを比較してみよう。

1958年にステレオが登場して以降、どちらも同時ないしは少しずれて発売される期間が1967年ころまで続いた。ところが60年代初めくらいまでレーベルによってはステレオの録音体制が整っていなくて、「これだったらモノラルのほうがいい」という傾向があった。アメリカでいえばColumbia、RCA Victor、などのメジャー・レーベルは早い時期からステレオの録音体制が整っていたようであるが、マイナー・レーベルにはあまりこれといった優れたステレオを録音していたところが少ないようである。

ステレオを聴いてみたが、マイナー・レーベルに入るVerveもステレオだから聴くまであまり期待していなかった。で、針を落としてビックリ、アニタがセンターにいてバックバンドは後方に見事に定位している、トランペットやサックスがソロになるとあっちこっちから出てきてそれは見事な臨場感である。それに音圧の高さも十分である。元来私は、ビッグバンドはステレオで聴きたいと思っているが、ステレオ初期のそれはあまり感心したものがないというのが前期の通り、でも本作は見事にいいほうに期待を裏切ってくれた。
本作に関してはステレオがお勧め。

Cover Photo
Cover Photo
Cover Photo
Order No. 59303
Artist/Group Anita O'Day
Title Anita O'Day Sings The Winners
Price(Incl. Tax)
Country USA
Company Verve
Prefix MGVS 6002
Issue Year 1960
Media 12" LP
Recording Stereo
Label Stereophonic lbl
Originality Original
Matrix No. Side A
Matrix No. Side B
Engineer
Mastering Engineer
Cover Condition
Vinyl Condition
Cover
Sound Grade Killer Sound