今週の一枚



リストの見方
Cover Photo A1 Hackensack
A2 Tea For Two
A3 Criss-Cross
A4 Eronel

B1 Rhythm-A-Ning
B2 Don't Blame Me
B3 Think Of One
B4 Crepuscule With Nellie

Bass - John Ore
Drums - Frankie Dunlop
Piano - Thelonious Monk
Tenor Saxophone - Charlie Rouse
 
これまでセロニアス・モンクの絶頂期はリヴァーサイド時代であり、コロンビアに移籍してからは第一作の「モンクス・ドリーム」を除いてあまり緊張感がないのでモンク自身がメジャーレーベルに移籍したことで待遇が良くなり、緩んだのかなとか思っていたのだが、このアルバムを聴いて私の考え方が変わってしまった。
メンバーはリバーサイド時代の最後期、「セロニアス・モンク・イン・イタリー」や「モンクス・ドリーム」と同じであり、タイトル曲の「クリス・クロス」はモンクらしい難解な手法を用いて、「お〜、いつものモンクだと思わせてくれる。何故私が「あまり緊張感が・・・」と思ったのかを考えてみたら、これまでステレオ盤で聴いていたからではないだろうか?今回はモノラルであり、音的にもしっかりしていて(音に芯がある)モンク・カルテットの表現していることがよく理解できるのである。
モンクのレコードは大抵オリジナル曲がメインでスタンダードナンバーを1〜2曲挟み、その場合ソロピアノで演奏される場合がほとんどだが、2曲目の「二人でお茶を」はなんとピアノトリオ演奏になっていて、ちょっと肩透かしを食らった。でピアノソロによるスタンダードナンバーはB面2曲目「ドント・ブレイム・ミー」でやっと聴けるのだけど、これがまた7分にも及ぶ長尺演奏(いつもは2〜3分が多い)になっていて、名作「セロニアス・ヒムセルフ」みたいなピーンと張り詰めた緊張感があってなるほどと思わせてくれる。そして最後にカルテットで演奏される「黄昏はネリーと一緒に」(ネリーはモンクの奥さん)は涙が出るほど素晴らしい。
モンクに対する認識を改めさせられた一枚であり、次の「イッツ・モンクス・タイム」も同様に素晴らしい演奏である。

Cover Photo
Cover Photo
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Order No. 52995
Artist/Group Thelonius Monk
Title Criss-Cross
Price \8,424
Country USA
Company Columbia
Prefix CL 2038
Issue Year 1963
Media 12" LP
Recording Monaural
Label Guaranteed High Fiderity
Originality Original
Matrix No. Side A XLP59556-2F
Matrix No. Side B XLP59557-2E
Engineer
Mastering Engineer
Cover Condition VG++/VG+
Vinyl Condition VG++
Cover
Sound Grade Top Recommended