今週の一枚



リストの見方
Cover Photo (完売)
A1 Ralf's Blues
A2 All of You
A3 I'll Remember April

B1 Gershwin Medley:
b1 Soon
b2 For You, For Me, Forevermore
b3 Love Walked in
b4 Our Love here to Stay
B2 Softly as in a Morning Sunrise
B3 Concord

<Personnel>
Milt Jackson - Vibraphone
John Lewis - Piano
Percy Heath - Bass
Connie Kay - Drums
 
正直言ってモダン・ジャズ・カルテット(以後MJQ)の1950年代から60年代における録音にはあまり音的に評価できるものが少ない。もちろん名演奏はたくさんあるけど。MJQはアトランティックに数多くの録音を残していて、例えば「フォンテッサ(1231)」はVan Gelder録音にもかかわらず音圧が低すぎるし、以後もあまり芳しくない。「ヨーロピアン・コンサート(2-603)」がどちらかというとマシな方である。同じアトランティックでも70年代になると「レジェンダリー・プロフィール(SD 1623)」や「ラスト・コンサート(SD 2-909)」など音的に優れているものも登場はするけど。
でも「MJQ、50年代〜60年の演奏を高音質で聴きたい」とおっしゃる方にはプレスティッジから出ているこのアルバム「コンコルド」がお勧め。プレスティッジのMJQといえば「ジャンゴ」と「コンコルド」が有名だが、前者は1953年〜54年録音で発売は56年、後者は1955年録音の同年発売という違いがあり、条件的にリアルタイムの録音発売のほうが音的に勝っているというのが定説で、聴いてみても全くそのとおりである。
もっと付け加えると「コンコルド(PRLP 7005)」はプレスティッジ7000番台最初期のものであり、聴感的にも実にパワフルで臨場感も十分、当然帯域バランスもバッチリで制作側の「いい音のレコードを作ろう」といった意思も感じられてそれは見事な出来栄えである。プレスティッジにおける音的に最高峰のレベルにある一枚と言えるものである。
どんなに音が良くても演奏がイマイチだったらガッカリするところだが、この「コンコルド」は聴きどころがたくさんある。その中でも「朝日のように爽やかに」は、ミルト・ジャクソンのヴァイブにばっかり注目しがちではあるが、お馴染みのテーマからミルトのアドリブになるとジョン・ルイスのピアノが絡んできて、これがただのバッキングではなくヴァイブとピアノのインタープレイが展開される。この部分で「お〜、これは」となって、続くルイスのソロが信じられないほど見事なピアノソロになっている。
これまでピアノソロのナンバーワンはマイルスのクリスマス・セッション「バグス・グルーブ」でのミルト・ジャクソンのあとに出てくるセロニアス・モンクのソロと思っていたが考えを変えさせられた。モンクと同等いやそれ以上である。
モダン・ジャズ・カルテットの稀に見る名演奏、プレスティッジを代表する高音質は名盤が名盤たるゆえんである。

Cover Photo
Cover Photo
Cover Photo
Order No. 54097
Artist/Group Modern Jazz Quartet
Title Concorde
Price \25,920
Country USA
Company Prestige
Prefix PRLP 7005
Issue Year 1955
Media 12" LP
Recording Monaural
Label Yellow & black lbl w/ "446 W. 50th St. N.Y.C."adress on lbl
Originality Original
Matrix No. Side A
Matrix No. Side B
Engineer Rudy Van Gelder
Mastering Engineer
Cover Condition VG++
Vinyl Condition VG++
Cover
Sound Grade Kindan no Oto