今週の一枚



リストの見方
Cover Photo <Track Title>
A1 Muskrat Ramble
A2 Heebie Jeebies
A3 Gut Bucket Blues
A4 Skid-Dat-De-Dat
A5 Yes! I'm In The Barrel
A6 Cornet Chop Suey
B1 Struttin' With Some Barbecue
B2 I'm Not Rough
B3 The Last Time
B4 Got No Blues
B5 Hotter Than That
B6 Ory's Creole Trombones
 
今回紹介するThe Louis Armstrong Story Vol. 1からVol. 4の4枚はそれぞれ販売されたものですが、4枚まとめると歴史的な価値が増しますので、まとめて紹介しています。なおタイトル、トラックタイトル、写真はVol. 1のものを代表して使用しています。それぞれの詳細は新着情報で御覧ください。

The Louis Armstrong Story, Volume I: Louis Armstrong And His Hot Five
ジャズの歴史を詳しく解説してあるDVD"Jazz A Film by Ken Burns"では「ジャズを遡っていけば、結局ルイ・アームストロングとデューク・エリントンに辿り着く」といった結論になっていた。エリントンに関しては私のフェイヴァリットでありレコードもよく聴いているので分かるが、正直言ってアームストロングがどれほど偉大だったのか、私は理解していなかったのである。本作を含む4枚は1セットとも言える内容で1925年から32年までルイ・アームストロングがOKehレーベルにレコーディングしたホット・ファイブ及びホット・セブンの演奏を網羅してあり、演奏の変遷がよく理解できるのである。ニューオリンズを発祥とするジャズは集団即興演奏だったが、アームストロングがコルネットによるソロという概念を持ち込み、アール・ハインズを始めとする多くのジャズメンに影響を与え、コルネットのみならずテナーサックス、アルトサックス、クラリネット、ピアノなどの奏者もソロ・メインの演奏を行うようになったのである。このときアームストロングが登場していなかったら後のジャズシーンは違うものになっていったのかもしれない。そこが本アルバムを含めて4枚聴くことによってやっと分かってきた。本作はホット・ファイブの演奏を収録している。追加で申し上げると"Columbia Masterworks"の仕事だが、1920年代の音源をこれほど新鮮に聴いたことは初めて&ありえないような音質である。Columbiaの技術陣に最敬礼!

The Louis Armstrong Story, Volume II: Louis Armstrong And His Hot Seven
ルイ・アームストロングは1924年シカゴからニューヨークへ行き一時フレッチャー・ヘンダーソン楽団のメンバーとなった。しかし、1925年11月には再びシカゴへ戻り、有名なホット・ファイブ及びホット・セブンとして活躍するのである。このときのメンバーにはジョニー・ドッズやキッド・オリーなどがいる。本作はその時期のホット・セブンの演奏をピック・アップしたもので、スタイルが集団即興からソロ重視に移行する過程を的確に捉えている。また奥さんであるリル・アームストロングもピアノ及びヴォーカルで参加している。またスキャットを始めたのもアームストロングとされるが、初期のスキャットが聴けるのも嬉しい。

The Louis Armstrong Story, Volume III: Louis Armstrong And Earl Hines
1928年シカゴで活躍していたルイ・アームストロングはホット・ファイブのメンバーに在住のピアニスト、アール・ハインズを迎えるのである。そしてOkehレーベルに「ウェスト・エンド・ブルース」及び「タイト・ライク・ディス」といった後世に残る名演を次々に録音し、絶頂期を迎えるのである。アール・ハインズはここで自己のスタイルを確立しピアノの父と称されるようになるのは皆さんご存知のとおりである。もう1曲見つけた、ハインズのヴォーカルが入った「セント・ジェームス病院」。ハインズがこの曲の持つ意味「シャブ中の恋人を亡くした男の慟哭」を見事に表現して、彼のエネルギーが心に響きます。

The Louis Armstrong Story Volime IV: Louis Armstrong Favorites
ジャズ史に偉大な足跡を残したコルネット奏者、ルイ・アームストロングが1925年から32年までOkehレーベル(一部Columbiaも含む)に残したレコーディングのうち、第1集〜3集に含まれなかったホット・ファイブ、ホット・セブン以外の音源を収録。アームストロングの足跡の中でも最も偉大とされることは、それまでは集団即興音楽だったジャズにコルネットを使ってソロを取り、同じトランペット奏者のみならずテナーサックス、トロンボーン、ピアノ、ヴィブラフォンなどの楽器奏者にも影響を与え、コールマン・ホーキンス、アール・ハインズ、ライオネル・ハンプトンほかがそれぞれの楽器をメロディー楽器、ソロ楽器として確立させていった。これによってジャズは1930年代にはスイング時代を迎え、40年代のビバップ、50年代のハードバップへの道筋を付けたのである。この4枚のアルバムにはアームストロングが最も輝いていた時代の演奏が詰まっています。

Cover Photo
Cover Photo
Cover Photo
Order No. 55926
Artist/Group Louis Armstrong And His Hot Five
Title The Louis Armstrong Story, Volume I: Louis Armstrong And His Hot Five
Price \11,000
Country USA
Company Columbia Masterworks
Prefix ML 54383
Issue Year 1951
Media 12" LP
Recording Monaural
Label Green lbl w/gold print & logo
Originality Original
Matrix No. Side A XLP4964-1A
Matrix No. Side B XLP4965-1A
Engineer
Mastering Engineer
Cover Condition EX-/VG++
Vinyl Condition VG++
Cover
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