過去の今週の一枚



リストの見方
Cover Photo (完売)
<Tracklist>
A1 You'd Be So Nice To Come Home To
A2 Red Pepper Blues
A3 Imagination
A4 Waltz Me Blues
A5 Straight Life
B1 Jazz Me Blues
B2 Tin Tin Deo
B3 Star Eyes
B4 Birks Works

<Personnel>
Alto Saxophone - Art Pepper
Bass - Paul Chambers
Drums - Philly Joe Jones
Piano - Red Garland
 
1950年代、アート・ペッパーはスタン・ケントン楽団で活躍した後独立し、自己名義のアルバムをリリースしまたサイドメンとしても様々セッションで活躍をした。
リーダーとしては「ザ・リターン・オブ・アート・ペッパー」、「アート・ペッパー・カルテット」、「モダン・アート」、「ミーツ・ザ・リズム・セクション」ほか、サイドメンとしては「マーティ・ペイチ・カルテット」、「ブロードウェイ・ビット」などが有名なところだろう。しかし、どの作品がペッパーを代表するといったらやはり1957年レコーディングの「ミーツ・ザ・リズム・セクション」を持ってくるのが妥当だと思う。
ペッパーは本作レコーディングの5日前には「モダン・アート」を録音したばかりであり、またこのころは麻薬の療養施設(刑務所?)から出て間もない時期だったようとのことである(ジャケットの写真を担当したウィリアム・クラックストンの自伝映画より)。
当日朝に本作のレコーディングを突然告げられたとか。そして、メンバーはなんとマイルス・クインテットのリズム陣だった。またとないチャンスをもらったペッパーは最高のリズムを得て、これまで以上に気合の入ったプレイを見せてくれる。冒頭「ユーッド・ビー・ソー・ナイス・トゥ・・・」ではイントロからアドリブまで全開のプレイである。艶やかなアルトサックスの音色、次々に出てくるイマジネーションに富んだフレーズ、「最高!」と叫びたくなるようなプレイが展開していく。
因みに本作はステレオであり、以前アナログ・プロダクションのリマスター盤を聴いたときはペッパーが左側、リズム陣は右側に定位してちょっと不自然な感じがしたが、オリジナルのステレオレコード盤では左側のペッパーは変わらないがリズム陣が真ん中に近い位置にいてまたピアノ、べーす&ドラムの音離れがいいので不自然なところは感じない。それよりもペッパーのエネルギーが飛び出してくるのがなんとも嬉しい。
モノラルのコンテンポラリー盤より人気のステレオレコード盤は希少!


Cover Photo
Cover Photo
Cover Photo
Order No. 59106
Artist/Group Art Pepper
Title Meets the Rhythm Section
Price(Incl. Tax)
Country USA
Company Stereo Records
Prefix S 7018
Issue Year 1958
Media 12" LP
Recording Stereo
Label Black lbl w/gold print & logo
Originality Original
Matrix No. Side A LKS 35-D4
Matrix No. Side B LKS 36-D4
Engineer Roy DuNann
Mastering Engineer
Cover Condition
Vinyl Condition
Cover
Sound Grade Top Recommended