過去の今週の一枚



リストの見方
Cover Photo <Tracklist>
A1 You Have Cast Your Shadow On The Sea
A2 I Didn't Know What Time It Was
A3 My Funny Valentine
A4 Nobody's Heart (Belongs To Me)
A5 Ship Without A Sail
A6 Dancing On The Ceiling
B1 Little Girl Blue
B2 It Never Entered My Mind
B3 There's A Small Hotel
B4 Glad To Be Unhappy
B5 He Was Too Good To Me
B6 Where Or When

Orchestrated By, Conductor - Arthur Harris
 
ステレオ・レコードは1958年にAudio Fidelityがリリースしたのをきっかけに始まった。各レーベルも次々にステレオを発売し、アメリカでは1967年ころまではモノラルとステレオを併売し、ほかの国でも1969年ころまでは併売している。その後はステレオのみになった。
ただ、国及びレーベルによって初期のステレオには「ステレオになっていない」と思えるものもあり、「これだったらモノラルのほうがよっぽどいい」と思えるものが少なくない。
アメリカに関して大雑把な言い方をすれば、特定のレーベルでは立派なステレオも存在するが、メジャー、マイナーを問わず、モノラルは優れているがステレオはイマイチがとても多いので、ジャズやヴォーカルを聴く場合、モノラルだったら安心して針を落とすが、ステレオだったら「大丈夫かな?」と不安がよぎることもある。
で、今年の新着第一弾はマイナーレーベルのステレオを選んでみた。
バーバラ・クック、どんな歌を歌うんだろうと思いながら聴いてみると、清楚な声とどこまでも伸びる高域、そう彼女はブロードウェイ・ミュージカルで活躍している女優である。ただし、クラシック系の歌手とは違い、ポピュラー歌手のそれである。彼女が得意としたロジャース&ハートの作品集では「シラキュースから来た男」、「ユー・ハブ・キャスト・ユア・シャドウ・オン・ザ・シー」などあまり聴かれない歌も歌っているが、スタンダードナンバーもたくさん入っていて聴き応え十分。「ウェア・オア・ウェン」でのエンディングは見事である。
またオーケストラの配置が自然で、そこにクックが佇んで歌う様子は、「こんなマイナーレーベルでも立派なステレオ出来るんだ」と感心した。
Dukeのフェイヴァリットに加えよう。

Cover Photo
Cover Photo
Cover Photo
Order No. 58766
Artist/Group Barbara Cook
Title From The Heart - The Best Of Rodgers And Hart
Price(Incl. Tax)
Country USA
Company Urania Records
Prefix USD 2026
Issue Year 1959
Media 12" LP
Recording Stereo
Label Green & silver lbl
Originality Original
Matrix No. Side A
Matrix No. Side B
Engineer
Mastering Engineer
Cover Condition
Vinyl Condition
Cover
Sound Grade Killer Sound