過去の今週の一枚



リストの見方
Cover Photo <Tracklist>
A1 Nobody Else But Me
A2 Where Have You Been
A3 I'm Coming Virginia
A4 Honey In The Honeycomb
A5 Thursday's Child
A6 I've Got A Pocket Full Of Dreams
B1 My Honey's Lovin' Arms
B2 I Had Myself A True Love
B3 Gee Baby, Ain't I Good To You
B4 I Feel At Home With You
B5 Baltimore Oriole
B6 Blue Skies

<Personnel>
Bass - Al Hall
Drums - Osie Johnson
Guitar - Al Casamenti (tracks: A2 to A4, A6, B1, B3, B4, B6)
Alto Horn - Dick Cary (tracks: A1, B1, B2, B5, B6)
Piano - Dick Cary (tracks: A2 to A4, A6, B1, B3, B4, B6), Richard Lowman (tracks: A1, A5, B2, B5)
Trumpet - Johnny Windhurst (tracks: A1 to B2, B4 to B6)
Vocals - Barbara Lea
 
音質評価を参考にされる方もいらっしゃると思うが、当店のそれはステレオの場合がRecommended、Top Recommended、Killer Sound、モノラルの場合がRecommended、Top Recommended、Kindan no Otoとしていて、Killer SoundないしはKindan no Otoが上位である。
しかし、Killer SoundないしはKindan no Otoを超えるものがあるので、より優れたものをNinonyno Specialと付けるようになった。また、アメリカのオーディオ誌アブソリュート・サウンドが選定したSuper Disc及び長岡鉄男氏の外盤A級セレクションはそれぞれTAS Super Disc、T. Nagaoka A Classとしている。
アブソリュート・サウンド及び長岡氏のセレクトされたものは殆どがステレオであり、はっきりとは分からないがモノラルはないように思う。他にオーディオ評論家の中にはご自身のオーディオファイルとして推薦盤を紹介されている場合もあるが、前記同様ステレオが多いようである。
私も20年ほど前までは、ステレオこそオーディオの醍醐味だと思いステレオ再生に力を入れていたのだが、モノラル針でモノラル盤を聴くようになって、1950年代前半〜中頃のモノラルには凄いものがあると思えるようになった。
レーベルによって音作りに違いがあり、1950年代前半〜中頃のモノラル盤ではノーガン、ベツレヘム、プレスティッジ、ブルーノート、コロンビアなどにこれは別格と思えるものがかなり存在する。

今回紹介するバーバラ・リーもそんな別格の一枚である。レーベルはプレスティッジ、録音はルディ・ヴァン・ゲルダーで、同レーベルとしては数少ないヴォーカルである。
派手さはないけど儚さ、温かさ、そしてほのかなフェロモン・・・女性ヴォーカルに求められるものをすべて備えているバーバラ・リー。女性ヴォーカルの中でも際立つ存在のバーバラ・リーはレコードが3枚しか残っていないが、その中でも最も評価の高いのがこのアルバムである。聴いていくと最初はジャケットにあるドレス姿のバーバラが歌っているけど、曲が進んでいくと新婚の奥さんがどちらかというと地味な和服姿に白い割烹着で夕餉の支度をしながら旦那の帰りを待っている・・・昭和30年代の若奥さんのイメージに変わっていくのだ。これだけ妄想を膨らませてくれる歌手はそうざらにはいない。
音は勿論、あの世の音!

Cover Photo
Cover Photo
Cover Photo
Order No. 58058
Artist/Group Barbara Lea
Title Barbara Lea
Price(Incl. Tax)
Country USA
Company Prestige
Prefix PRLP 7065
Issue Year 1956
Media 12" LP
Recording Monaural
Label Yellow & black lbl w/ "446 W. 50th St. N.Y.C."adress on lbl
Originality Original
Matrix No. Side A
Matrix No. Side B
Engineer Rudy Van Gelder
Mastering Engineer
Cover Condition
Vinyl Condition
Cover CJ
Sound Grade Ninonyno Special