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(完売) A1 青春の詩 A2 とっぽい男のバラード A3 やせっぽちのブルース A4 野良犬のブルース A5 男の子・女の娘(灰色の世界2) A6 兄ちゃんが赤くなった B1 雪 B2 灰色の世界1 B3 俺 B4 こうき心 B5 今日までそして明日から B6 イメージの詩
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吉田拓郎は1970年頃から日本のフォーク、ロックを牽引した、日本音楽業界において重要な役割を果たした人物である。世代も、拓郎が71歳、私が70歳だから私とほぼ同じなのだ。ただ、私は拓郎がデビューして活躍した70年代、80年代を殆ど聴いていないのである。私の場合、学生時代はジャズしか聴かなかったし、71年に大学を卒業し、就職してからの10数年間は音楽とは全く離れていたので、吉田拓郎という名前は知っていたのだが、彼の曲は殆どと言っていいほど聴いていなかった。 あ、思い出した、20代のサラリーマンだった頃、付き合っていた彼女が「結婚しようよ」を歌っていたのを。 レコード店を始めてからジャンルにとらわれず何でも聴くようになって、泉谷しげる「光と影」が国内盤としては例外的に高音質ということが分かってELECレコードに興味を持ち何枚か聴いているうちに、このレーベルの音質は明らかに他のレーベルとは音が違うということが分かってきた。ELECレコード自体インディーズ・レーベルであり、あまり長続きしていないのだが、その音質には目を見張るものがある。 たまたま、先年亡くなられたカメラマンの山本博道さんが当時ELECレコードで、録音技師をやっていた方とお話する機会があって、「何故あのような高音質のレコードが?」という質問をしたところ「自分たちはその場の雰囲気を撮りたかった」といった意味のことをおっしゃったそうである。これは、同時代で言えばTBM、King(のスーパー・アナログ・シリーズ)などとはかなり異なる考え方なのである。 シンガーソングライター、吉田拓郎の1st LPは、誰にでもあるような出来事を分かりやすい歌詞で歌っているのでそこにストーリーが有り、ELEC特有の高音質も相まって、眼の前で拓郎が歌っていて歌詞の情景が目に浮かぶのである。このようなときがアナログやオーディオ・ファンにとっては最も重要で至福の時間なのだ。 日本でも稀な高音質レコードを制作したELECレコードはもっと評価されるべきレーベルである。
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Order No. |
52083 |
Artist/Group |
Takuro Yoshida |
Title |
青春の歌 |
Price(Incl. Tax) |
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Country |
JPN |
Company |
Elec |
Prefix |
ELEC-2001 |
Issue Year |
1970 |
Media |
12" LP |
Recording |
Stereo |
Label |
Orange lbl w/black print & logo |
Originality |
Original |
Matrix No. Side A |
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Matrix No. Side B |
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Engineer |
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Mastering Engineer |
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Cover Condition |
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Vinyl Condition |
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Cover |
GF |
Sound Grade |
Killer Sound |