過去の今週の一枚



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Cover Photo A 織江の唄

B 道を探せ
 
「織江の唄」は五木寛之原作映画「青春の門」の挿入歌として作られたが、実際に映画では使われなかった。数十年前ラジオから流れてくるこの歌を聴いたときなんかピーンとくるものがあって、それからお気に入りの曲になった。筑豊弁で歌う山崎ハコさんの感情表現が凄くて、まるで映画のシーンが目の前に浮かび上がるような雰囲気を持っている。ただ、まともにオーディオで聴いたことはないので、実際のところどんなふうに歌っているのかはあまり分かっていなかった。
それから山崎ハコさんのレコードを見つけるとこの曲が入っていないのか探してみるもののこれがないのだ。長い年月探していたところ、昨年の白馬杜の会で洗濯船Mさんがシングル盤をかけてくれた。「そうか、シングル盤だったのか」ということでそれからおよそ一年、やっと私の手元に来てくれた。
針を落とすと昔見たことのある筑豊の風景がまざまざと思い浮かび、織江の切々とした心情が私のハートに飛び込んでくる。山崎ハコさんは何でこんな表現が出来るのだろう?凄いとかそんな言葉では言いたくない、そこには何かがあるのだ。
私にとってこのレコードは数十年かけて探しやっと巡り会った恋人だ。

Cover Photo
Cover Photo
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Order No. 48408
Artist/Group 山崎ハコ
Title 織江の唄
Price(Incl. Tax)
Country JPN
Company Canyon
Prefix 7A 0046F
Issue Year
Media 7" Single
Recording Stereo
Label Black & green lbl
Originality Original
Matrix No. Side A
Matrix No. Side B
Engineer
Mastering Engineer
Cover Condition
Vinyl Condition
Cover
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