過去の今週の一枚



リストの見方
Cover Photo <side 1>
1. Yuuzuki
2. Mayonaka no Bossa Nova
3. Du soleil plein les yeux
4. Puff, The Magic Dragon
5. Ii janaino Shiawase naraba
6. Blue Light Yokohama

<side 2>
1. Yoake no Scat
2. Mas Que Nada
3. Is That All There Is?
4. Watashi mo Anata to Naite Ii?
5. Wasuretainon
6. Kisetsu no Ashioto
 
年末TVで由紀さおりさんの話があった。最近はお姉さんと二人で童謡を歌っているということはなんとなく知っていたが、TVの内容はビックリするようなシンデレラストーリーだったのだ。ピンク・マルティーニのリーダー、トーマス・M・ローダー・ディールがレコード店でえさ箱あさりをしていたときに、「夜明けのスキャット」のアルバムを見つけたことから始まり(ジャケットが気に入ったらしい)、曲を聴いて由紀さおりという歌手が好きになり、アルバムの収録曲「タ・ヤ・タン」をカバーして自分のオーケストラで演奏していた。それを由紀さおりが所属する事務所のスタッフがYouTubeで見つけたことから、由紀さおりとピンク・マルティーニとの交流が始まり、2011年にコラボアルバム、「1969」が生まれ、EMIにより、世界20カ国で発売され大ヒットとなったという内容だった。YouTubeでも由紀さおりとピンク・マルティーニのライブなどを見ることは出来るのだが、アナログが発売されているとは夢にも思わなかった。
「1969」とは「夜明けのスキャット」が大ヒットした年1969年のことであり、アルバムには同年、歌謡曲も含めて世界でヒットした曲収録されている。この年は私が大学4年生だった年で当時を思い出させる曲が多いのだ。円熟した由紀さおりの歌にはほれぼれすると同時に、現代録音の音質の高さにも驚かされる。日本盤とはなっているが、インナーグルーブに手書きで"BG"とあるのでプレスはアメリカではないだろうか、Bernie Grundmanのマスタリングなのだ。日頃から「昭和の歌謡曲は偉い」とは思っていたのだが、こんな素敵なストーリーがあったなんて。

Cover Photo
Cover Photo
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Order No. 45013
Artist/Group 由紀さおり & Pink Martini
Title 1969
Price(Incl. Tax)
Country JPN
Company EMI Music Japan/Heintz
Prefix 23721 28361
Issue Year 2011
Media 12" LP
Recording Stereo
Label Photo lbl
Originality Original
Matrix No. Side A
Matrix No. Side B
Engineer Dave Friedlander
Mastering Engineer Bernie Grundman
Cover Condition
Vinyl Condition
Cover
Sound Grade Top Recommended