過去の今週の一枚



リストの見方
Cover Photo A1 Manha De Carnival
A2 Who Can I Turn To
A3 Heartaches

B1 Shiny Stockings
B2 Everybody's Somebody's Fool
B3 Le Coiffeur

<Personnel>
Bass - Bob Cranshaw
Drums - Billy Higgins
Piano - Barry Harris
Tenor Saxophone- Dexter Gordon
Vibraphone - Bobby Hutcherson
 
4月21日、ミュージックバード・田中伊佐資さんの番組に出演し、「レーベルによる音の違い」「白人・金髪&別嬪さん」、2番組分の収録を行った。ラジオ出演はこれで2回目になる。1回目は10数年前、同じミュージックバード・寺島靖国さんの番組だった。その時にかけたアルバムの中の一枚が今回紹介する「デクスター・ゴードン/ゲッティン・アラウンド」のステレオ盤なのだ。
「ブルーノートはモノラルに限る」これは一般的にも言われているし、私もそう思う。特にステレオ初期のブルーノートは圧倒的な音質を誇るモノラルに比べてステレオは「聴かない方がいい」と思えるものも多々あるというのは確かなことである。しかし、4200番前後には非常にレベルの高いステレオ盤があるのは事実で、この「ゲッティン・アラウンド」以外にも、「トニー・ウィリアムス/スプリング」、「ピート・ラロカ/バスラ」、ハービー・ハンコック/処女航海」などが挙げられる。私の想像ではルディ・ヴァン・ゲルダーがステレオ録音を確立したのがこの時期(1965年ころ)だったのだろう。
また、デクスター・ゴードンは「ゴー」や「アワ・マン・イン・パリ」が最高傑作とされるが私はこの「ゲッティン・アラウンド」を押したい。若手メンバー(ボビー・ハッチャーソン、バリー・ハリスなど)のエネルギー溢れるプレイがゴードンのテナーサックスと一緒にスピーカーから飛び出してきてゴリッ、ドスッ、バスーン・・・ションベンちびりそうな快感に襲われるのだ。
ブルーノート・ステレオ録音の決定盤はこれだ!

Cover Photo
Cover Photo
Cover Photo
Order No. 49526
Artist/Group Dexter Gordon
Title Gettin' Around
Price(Incl. Tax)
Country USA
Company Blue Note
Prefix BST 84204
Issue Year 1965
Media 12" LP
Recording Stereo
Label Blue & white lbl w/ "NEW YORK, USA" adress on lbl
Originality Original
Matrix No. Side A
Matrix No. Side B
Engineer Rudy Van Gelder
Mastering Engineer
Cover Condition
Vinyl Condition
Cover
Sound Grade Killer Sound