過去の今週の一枚



リストの見方
Cover Photo A1 Staccato Swing
A2 Autumn Leaves
A3 Soul Me

B1 Blues After Dark
B2 Jam For Bobbie

<Personnel>
Bass - Tom Bryant
Drums - Al Harewood
Piano - Ray Bryant
Tenor Saxophone - Benny Golson
Trombone - Curtis Fuller
 
テナーサックス奏者ベニー・ゴルソンはサックス奏者としての力量はもちろんだが、ジャズ史上トップにランクされる作曲家及び編曲家である。ゴルソンはプロとして活動した初期にタッド・ダメロンに影響を受け、ライオネル・ハンプトン楽団、ディジー・ガレスピー楽団、ジャズ・メッセンジャーズ、ジャズテットなどに在籍している。この期間に作曲した曲は「ウィスパー・ノット」、「アイ・リメンバー・クリフォード」、「ブルース・マーチ」、「キラー・ジョー」「ファイブ・スポット・アフターダーク」ほか、曲名を聴いただけでメロディが浮かんでくるような名曲が多く、後のジャズメンにしばしば取り上げられている。
今回紹介するアルバムはサヴォイ盤「ブルース・エット」で共演したトロンボーン奏者、カーティス・フラーとの共演であり、曲の中に「ブルース・アフターダーク」という曲があって「ブルース・エット」の続編的(「ブルース・エット」では「ファイブ・スポット・アフターダーク」が大ヒットした)な作品であり、時期的にはジャズテット在籍中の演奏である。
「ブルース・アフターダーク」では、トロンボーンとテナーサックスが気怠いテーマ(「ファイブ・スポット・・・」では景気のいいテーマだったが)を奏でて、これが実に分厚い。ヴァン・ゲルダーの録音もあるのだが、ジャズは分厚く聴きたいというこちらの要望を十二分に満たしてくれる。続くゴルソンのソロ、フラーのソロがパワフルなベースに支えられて、もう圧巻である。
ベニー・ゴルソンのリーダー作には「フリー」などの傑作もあるが、この「ゴーン・ウィズ・ゴルソン」も紛れもない大傑作である。

Cover Photo
Cover Photo
Cover Photo
Order No. 49766
Artist/Group Benny Golson
Title Gone with Golson
Price(Incl. Tax)
Country USA
Company New Jazz
Prefix NJLP 8235
Issue Year 1960
Media 12" LP
Recording Monaural
Label Purple lbl w/silver print & logo
Originality Original
Matrix No. Side A
Matrix No. Side B
Engineer Rudy Van Gelder
Mastering Engineer
Cover Condition
Vinyl Condition
Cover CJ
Sound Grade Kindan no Oto