過去の今週の一枚



リストの見方
Cover Photo A1 Old Fashioned Love
A2 I'm Coming Virginia
A3 A Walkin' Thing

B1 Blue Lou
B2 Ain't She Sweet
B3 How Can You Lose
B4 Blues My Naughty Sweetie Gives To Me

<Personnel>
Bass - Leroy Vinnegar
Drums - Shelly Manne
Guitar - Barney Kessel
Piano - Andre Previn (tracks: A1, B1 to B3), Jimmy Rowles (tracks: A2, A3)
Alto saxophone - Benny Carter (tracks: A1, A3 to B4)
Tenor Saxophone - Ben Webster (tracks: A1 to B3)
Trombone - Frank Rosolino (tracks: A1 to B1, B3)
Trumpet - Benny Carter (tracks: A2, B3)
 
ベニー・カーターという人は、意外なことにジャズファンがあまり話題にすることの少ないアルトサックス奏者である。しかし彼の経歴は、ジャズ史の中では様々な功績を残している重要な一人なのである。アルトサックス奏者としてのカーターは知られているが、ほかにトランペットやクラリネットも演奏していた。また、カーターの編曲はとても優れたものであり、ベニー・グッドマン、カウント・ベイシー、デューク・エリントン、レナ・ホーン、グレン・ミラー、ジーン・クルーパ、トミー・ドーシーなども彼の編曲を取り入れた演奏を行っている。
このアルバムでは、同じスイング時代から活躍しているベン・ウェブスターと西海岸のおなじみのメンバーが参加して、胸のすくようなセッションとなっている。主役はカーターだが、時折絡んでくるベン・ウェブスターの豪快そのもののテナーサックスに「オッ!」と度肝を抜かれる場面もあって、素晴らしい演奏である。また、レスター・ケーニッヒ及びロイ・デュナンによる録音が、ステレオ初期の録音にもかかわらず非常にエネルギッシュであり、カーターやウェブスターの分厚いソロを見事に再現してくれる。

Cover Photo
Cover Photo
Cover Photo
Order No. 47402
Artist/Group Benny Carter
Title Jazz Giant
Price(Incl. Tax)
Country USA
Company Stereo Records
Prefix S 7028
Issue Year 1959
Media 12" LP
Recording Stereo
Label Black lbl w/gold print & logo
Originality Original
Matrix No. Side A D2
Matrix No. Side B D2
Engineer Roy DuNann
Mastering Engineer
Cover Condition
Vinyl Condition
Cover
Sound Grade Top Recommended