昨年末、美和台のUSSYさん宅を訪問した際、空気感の出方が見事だったことに感心したのだが、我が家の音はどうかというとその空気感が足りないのだ。
ほかの部分はだいたいいい線いっているのだが、漂うような音の空気は残念ながらない。
USSYさん宅ではスピーカーの後ろにたまたま本棚があって中にある本を互い違いに配置することで音の反射がランダムになり十分な空気感が得られたのだから私の部屋でもできないことはないはずだが、我が家の場合はスピーカーの後ろが遮光カーテンになっているので若干デッドなのだ。これで音の反射をランダムにするのはどうしたらいいんだろう?
匠が来た時にそのことを相談したら、「テストしてみましょう」とほかの部屋からふすまを持ってきて左右スピーカーのセンター後ろに置いてみた。音を出してみると全然ダメ、奥行きがなくなってチープな音になってしまった。
私だけだったらそのまま諦めているところだが匠は諦めずに、今度はふすまを左スピーカーの後ろに置いてみたのだ。スピーカーの左側と左スピーカーの後ろは出窓になっているのだが、匠はこの部分が問題と考えたのだろう。ちなみに私はそのことは全く問題にしていなかったのだけど。
結果は激変した。音の定位がはっきりして、若干あった高域の尖った部分が解消し凄くいい雰囲気になったのである。空気感も少し出たような。
これは出窓を何とかしなくちゃ。
あれこれ考えて、スピーカー後ろの出窓を板で塞ぐことにした。薄い板だと問題があるので、ホームセンターで売っている余計な響きが出ないような材質の板で厚さ1cmものをピッタリ出窓のサイズにカットして置いてみた。
いい雰囲気だけどやっぱり響きが少々。
響きを緩和するためにルームアコースティック材を4枚張る。
ん、あとちょっと。
それから、板の後ろに枠を作って梁を入れ上下を窓枠に固定すると、全体的にパワーがアップして、空気感もかなりいい雰囲気に。
このへんでいいんじゃない。
(文章にすると少しだけど、匠と相談しながら数か月かけて出来上がったのだ)
先週、北九州でジャズ喫茶をやっている方が見えておっしゃった。
「いろんなところの音を聴いて廻りましたが、お宅の音が一番良です。」
お世辞でも嬉しい。
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思い起こせば・・・
オリジナルレコード欲しさにこのHPにたどり着き、「こだわりの杜」のレギュラーと化し、九州地域限定「杜の会」の盛り上がりに指をくわえていた本州在住人の10年前。
「本州でも杜の会を!」この一言に速攻で反応し瞬く間に開催の運びとなった第一回杜の会in白馬から数えて10回目の開催となりました。
過去、数々の名盤・珍盤、楽しいトークや思わず唸る深い話など様々な場面を提供してきました白馬杜の会。第10回めの今回は空前絶後の特別企画!・・・はありませんが音楽三昧に浸れる恒例のひとときを今年もご提供いたします。
という訳で「杜の会 in 白馬 ’14秋」下記のとおりご案内申し上げます。久しぶりの面々と気のおけない会話と良い酒と旨い食事と音楽と。お待ちしております。
P.S. 因みに10周年だからご自身のとっておきや以前好評だったレコード持っていこう、という試みは大歓迎です。
・日時 平成25年10月4日(土)
・場所 ペンション洗濯船
長野県北安曇郡白馬村大字北城3020-1109
Tel:0261-75-1066 Fax:0261-75-1067
e-mail p-info@sentakusen.info
・スケジュール PM3:00頃スタート
<第一部>
冒頭挨拶 Duke
歓迎の言葉 洗濯船M
トーク (未定)
<夕食・宴会>
<第二部>
レコードタイム
オークション
リスニングタイム
・
・
各自就寝
翌日AM8:00頃朝食 清算
解散
=連絡事項=
◎持ち物:お聴かせ用レコード(特に枚数制限はしませんので各自の判断で)
オークション用レコード・オーディオ製品
(出品は自由です。特に数量制限はありません)
寝間着・洗面具
(歯ブラシ等はペンション備え付けもありますがなるべくご持参下さい)
◎精算金
1泊2食¥7,700(税込み)+α(酒代等)
おつりの関係がありますので細かいお金も準備していただくと幸いです
なお、カードによる清算はできませんのでよろしくお願いします
◎入浴は24時間OKです
◎参加申し込みについて:
参加ご希望の方はSPUまでメールにてご連絡下さい。
e-mail al-owa@polka.plala.or.jp
どなたでも参加できます。初めての方も大歓迎です。お気軽にどうぞ。
上右:秋の栂池自然園からの白馬岳
上左:北アルプスの眺望
下:JBL4642A ウーハー設置
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4月に4回、飛行機で福岡~東京を往復した。
飛行機に乗ったとき困るのが、気圧の変化で耳がおかしくなることだ。
4回とも、やっぱりおかしくなった。
空気抜きをやって何とか元に戻してはいるが、今回はいつもと少し様子が違う。
4月の初めくらいからなのかな、電話で話すとき相手の声が聴こえにくい。
飛行機に乗ったおかげで、聴力が落ちたのでは?
昨日耳鼻科に行ってみた。
(実は、1年に一度くらい聴力検査をやってもらっている。)
お医者さんに状況を話して聴力検査をやってもらうことに。
結果、「前回と変わりませんよ」とお医者さんがおっしゃる。
帰ってあれこれ考えてみたが、オーディオを聴くのに以前と変化はない。何が問題で電話の声が聴きにくい?
「ひょっとしてあれでは」と電話機の説明書を読んでみると、最近の電話機には通話中の音声を調節する機能が付いているのだ。で、説明書通りに触ってみると、なんと音声が最少になっているではないか。多分無意識に音量調節を動かしていたのだ。普通の音量にしたら当たり前に聴こえるようになった。
いや~、心配して損した。
Doris Day / 情欲の悪魔
(本文とは何の関係もありません)
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伊勢丹新宿店、メンズ館8階にチャーリー・ヴァイスというコーナーがあります。
このフロア全体が男性の趣味、こだわりの品(カメラ、万年筆、オーディオほか)を陳列しているところです。
そして、チャーリー・ヴァイスという人のお気に入りのものを陳列してあるコーナーで、4月はアナログレコードを展示することになりました。
チャーリー・ヴァイスはオリジナル盤が好きみたいで、何故かNinonyno2のレコードを展示することになりました。
展示するだけでは楽しくないので私もチャーリー・ヴァイスに行ってお客様とお話が出来ればいいなと、土日はコーナーにいることにしました。
関東の皆さんにお会いできたら楽しいです。
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最近ご来店いただいたお客様
「再びアナログを聴きだしましたが、オリジナル盤というものを知らないので聴かせてください。全部の楽器の音がはっきり聴こえるものが好きです。」
とおっしゃる。
別のお客様がいらしたとき、80年代のジャズをかけたら
「全部の楽器がはっきり聴こえすぎるのはどうも」
次に50年代のヴォーカルをかけたら
「これですよ。深い奥行きがあってヴォーカルが前に出てくる。」
全く相反する反応があった。
オリジナル盤を聴くのであれば後者の聴き方のほうがベターだろう、私も後者の聴き方だ。
音の聴き方は千差万別、一人ひとり違うから面白い。当然、うちでオリジナル盤を聴いて
「こんな音は初めて聴きました」から全く反応なしまである。
それに、リスニングポイントの座り方もど真ん中に座る方とソファーの隅っこのほうに座る方がある。オーディオ歴が長いとおっしゃる方に隅っこのほうが多い。マーチンローガンは可聴ポイントが狭いので、ど真ん中に座ってあとは聴きながら若干位置をずらすのがベターだけど。
とあるオーディオ店でのイベントに参加していた時、お客さんがお店の方に相談されていた。どうもハムが出るので困っているらしい。で、お店のお方が症状を聞いていると、どうやらアンプとCDプレーヤーを重ねて置いているらしいということみたいだった。
そこに口を挟むわけにはいかないのでお客さんが帰ったあとお店の方に「アンプとかCDプレーヤーは重ねて置くべきではないですよね。ハムが出るのは当然でしょう。」といったところ「以前そんな風に言ったら「オーディオ誌には重ねて置いてあるので、問題はほかにある」と言われたことがありました。」だそうである。オーディオ誌はまとめて写真をとる必要があるので重ねているだけでそんな置き方を推奨しているわけではないのだけど。
私もハムにはかなり苦労しているのでお客様の気持ちはよくわかるけど、雑誌を鵜呑みにはしないほうがいいのでは。
音の陰影が見事に出る”Anita O’Day / Anita”
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